カナダのハウスボート取材① ~マリーナ到着~
2010年 06月 10日
取材の成果はこれから各媒体等で発表していきますが、
こちらでは何回かに分けてボートや水路についてレポートしていきたいと思います。
ボートを借りたのは、オンタリオ州のポートホープ郊外にあるイーガン・ハウスボート・レンタルズ社。
マリーナに27艘のハウスボートを所有し、
トレント・セバーン運河でのクルーズにボートをレンタルしています。
ボートは40フィートと32フィートの2種類あるのですが、
私たちが借りたのは長いほうの40フィート。
40フィートのほうは、長いだけでなく、
屋根の上に「スリーパー」という小部屋がついていて、
定員も多くなっています。
写真を見ればお分かりのように、
外見はまるでキャンピングカーですよね。
こちらは陸上で整備をしていた船なんですが、
船体はドラム缶を並べたようなトリマラン(三胴船)スタイルで、
その上にキャビンが乗っかっているような感じになっています。
出発前のインストラクションは、まずDVDでオペレーションの概略を説明されます。
なんだか倉庫みたいな
雑然とした部屋でしたが、
座学をすっとばして
いきなり船内の説明に入る
ナローボートより安心感があります。
同じ部屋で、次は航路の説明。
壁にかかっているのは
概略図ですが、
船内にはより詳しい
チャートが置いてあります。
さらに親切なことに、ロープワークも教えてくれます。
そしていよいよ船内に移動し、各部の説明を受けます。
操縦席はこちら。
ステアリングとスロットルがシンプルに並んでいます。
スイッチ類はライト関係。
こちらはアフトのダイネッティ。
ベッドを組むとバンクになります。
こちらはギャレー周り。
火力は、ナローボートと同じガスでした。
エンジンは「インボード・アウトボード」と言うんだそうです。
「外付け中付け」?
言葉だけだとなんだかよくわかりませんが、
実物を見ると納得します。
燃料はディーゼルでなくガソリン。
マリーナのステーションには
両方用意してあるところが多いようですが、
アウトボードの小さなボートが主流なので、
ガソリンのほうが需要が多そうですね。
ちなみにこの写真はプロペラのチェックをしているところ。
傷などがないことを会社とユーザーの両方で確認します。
航行中にぶつけるなどして、
修理、または交換が必要となった場合、
弁済が求められますので注意したいですね。