イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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テディントン・ロック Teddington Lock

ロンドン中心部から南西方面に少し行くと、
テディントンTeddingtonという街があります。

テムズ川River Thamesの上流アッパー・テムズとロワー・テムズの分岐点になっていて、
密かに(笑)有名な場所です。

数年前、観光船で通ったことがある私ですが、
今回の取材では陸から見に行くことにしました。

まず、なぜここで「上流」と「下流」が分かれているかというと、
テディントンにあるロックによって、
下流側は海面の潮位の影響を受けますが、上流側には潮位変化がないからです。

ちなみに、下流側はロンドン港湾局が管理しているのに対して、上流側は環境庁。
下流はライセンス不要ですが、上流では必要になります。

潮位差の大きい下流側はタイダル・テムズTidal Thamesとも呼ばれています。
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川沿いにあるパブも「潮流の終わり」みたいなネーミング。

ちなみに、もう一軒、別のパブが並んでいました。
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こちらは『釣魚大全』系ですね。

川の手前には「洪水の可能性もある」みたいな看板も。
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歩行者専用の橋を渡ると、でっかいダッチ・バージが。
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ロックのところに到着すると、まずはナローボートが入ってきました。
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テムズ川では、ロックキーパーが操作します。
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下流方向にボートが出て行きました。
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テムズ下流においては、
潮位が変わるときの水の速度が時速8kmにも達する、
と聞いたことがあります。
つまり、ナローボートのスピードより速い。
潮流と逆行する時間帯には進めないのです。

次に入ってきたのは、高そうなプラスチック・クルーザー。
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クルーの方々もフレンドリーでした。
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ボートが出て行くときには、カモの親子連れがアタフタ。
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テディントン・ロックはチャンバー(閘室)が2つあるデュープリケイテッドDuplicated
(いわゆる「ツイン・ロック」)になっています。
そのまん中にロックキーパーの事務所があり、
昼間は一般の人も入れます。
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もう一つのほうのチャンバーには、
もっぱら小型ボートが出入りしていました。

ちょうどエリザベス女王の在60周年の休日中、
ホリデーを楽しむ家族たちをうらやましく見ていた私です。


さきほどのチャンバーのほうには、遊覧船が入ってきました。
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テディントン・ロックは、
自分で借りたボートで来る機会はまずないので、
今回は貴重な取材でした。
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Commented by Ichihime at 2012-06-21 03:30 x
こんばんわ。ここはハンプトンコートに行くボートも通りますね。
ウエストミンスターから3時間かけて行った事があります。
今回はキューガーデンあたりから乗り込もうと思っていましたが、時間が取れませんでした。面白いところが色々ありますね。
Commented by narrowboat at 2012-07-18 17:57
>Ichihimeさま

私も昔、その観光船には乗りました。ティデイントンを見たのがそのとき初めてでしたね。私はボートを見ているだけで1日潰せるので(笑)、天国のような場所でした。
by narrowboat | 2012-06-20 22:04 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(2)