イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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毛馬閘門

家族旅行を兼ねて、大阪に取材に行ってきました。

取材は自転車雑誌のものが中心で、
私も自分の自転車を持ち込んでいろいろな取材をしてきましたが、
中でも面白かったのが、大阪の中心部から枚方までの船の旅。

私が長年、大阪でお世話になっている「御船かもめ」が、
自転車店のLoro大阪店と共催で行ったロングクルーズに同乗させていただきました。

その様子は、こちらの自転車ブログのほうで詳報させていただきますが、
大川と淀川のジャンクションにあるロック、毛馬閘門を船で通過できたのはラッキーでした。
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2年前に、自転車で京都まで走った時にも見ましたが、
ここは船で通るチャンスがなかなかない。

そろそろとゲートに近づいていきます。
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これは水深2.3メートルのときに、頭上のクリアランスが3.5メートル、
という意味でしょうか。
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いよいよチャンバー(閘室)に入ります。
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船長の中野さんからロックの仕組みなどについて説明がありました。
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壁に張り付いて、淀川側のゲートが開くのを待ちます。
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ゲートが開いて信号が青になったら、チャンバーを出て行きます。
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チャンバーから淀川に出て行くシーンを動画で撮影しました。


さあ、ここからは淀川です。
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後日、陸側から見に行ったときには、
ちょうど国土交通省の船が淀川から大川に入っていくところに出くわしました。
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淀川側(アップヒル)のゲートが閉まります。


注排水が完了、船は大川に出て行きます。


この毛馬閘門と並んで、旧閘門が産業遺産として保存されています。
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こちらのページによると、完成は1907年。
1976年には、現在のロックに役目を譲り、公園内の遺産となりました。

重厚なロックゲートはマイター式で、
現役のロールアップ式に比べてもカッコいいですよね。
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チャンバーはかなり広く、
かなり大きな船が行き来していたことを示しています。
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先のページによると、チャンバーの長さは80m、幅は10mもあります。

ロックの脇にはウィアWeir、毛馬洗堰の遺産があります。
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こちらはオーバーフローしてきた水を流すための水路です。

大阪には周辺部に閘門や水門があり、
市内の水位をコントロールしています。

高潮のときはこれらの水門を閉鎖して洪水を防ぐことになっていますが、
聞いた話によると、
地震による津波の場合は、どれほどの高さになるか予想がつかないこともあり、
水門も閘門も開放したままにするのだとか。

船は無事に枚方の船着場へ到着しました。
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by narrowboat | 2013-04-08 22:47 | 日本の運河と川 | Comments(0)