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イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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富山 富岩運河クルーズ

北陸の自転車事情を取材に行った折、
富岩運河のクルーズに乗ってみました。

富山の中心部と「岩瀬浜」と呼ばれる富山港一帯を結んでいるこの運河の沿線には、
かつては紡績工場などがあって、
原料や製品の運搬に利用されていたようです。

完成は1935年ですが、
輸送がトラックに移行してからは埋め立て計画も持ち上がりましたが、
1975年頃、産業遺産として活用することになった、
とパンフレットにはあります。

出航する環水公園までは、富山駅前で借りた「アヴィレ」で行きます。

水辺へのプロムナード。
連休中だというのに人が全然いません(笑)
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_17223378.jpg


大きな橋がかかっていて、上部にはエレベーターでも登ることができます。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_1722421.jpg


橋の上からの眺望。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16285924.jpg
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16292432.jpg


船の運航は2種類あり、
ひとつは途中の中島閘門(ロック)まで行って、
ロックの操作室を見学した後、ロックを通過。
Uターンして再びロックを通り、環水公園に戻るもの。

もうひとつは、ロックをそのまま通過して、
岩瀬浜にある「カナル会館」までの一方通行。

私が選んだのは後者でしたが、
その前に前者の船もみじが出航して行きます。

こちらは、東京都心部でクルーズをやっている団体の船と同じですね。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16303235.jpg
たしか、富岩運河でクルーズを始めるのに際して、
その団体が船の導入にいろいろアドバイスしたはずです。

対して私が乗る船はもっと大型のSora。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16301181.jpg
太陽光発電も利用しているとのことです。

出航します。

中島閘門まで5つの橋を通過。
「水道橋」「永代橋」といった、どこかで聞いたような名前の橋もありました。

さあ、中島閘門に到着。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_1631761.jpg

ロックショウLock Showのはじまりです。

岩瀬浜方面へはダウンヒルになります。

船に同乗してくれているガイドの方、
親切な人ではあるんですが、少々うるさい(笑)

ロックを降りきって、先に進みます。

途中、右側に支線の跡が見えますが、
これは「住友運河」。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16353884.jpg

住友関係の工場がこの先にあったのでしょうね。

富山湾に出る直前、橋脚だけが残されています。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16335133.jpg

その間を通過。

2階、3階にも扉がある倉庫。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16411136.jpg
かつての運河の賑わいを想起させます。

この先を右折して、岩瀬運河へ。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_1634985.jpg

カナル会館前の桟橋に到着します。


富山 富岩運河クルーズ_c0027849_1634264.jpg

桟橋にずらりと並んでいた船は遊漁船っぽかったですね。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16375379.jpg

こちらカナル会館。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_1635920.jpg

お土産物店や飲食店が入ってはいるのですが、
閑散としていました。
飲食店は2軒入っているのですが、
なんと1軒はお休み。
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たしかに月曜休業ですけど、連休中ですよ。

岩瀬運河はさらに先に続いているようだったので、
あとで自転車で行ってみました。
富山 富岩運河クルーズ_c0027849_16404962.jpg
こちらも小型の遊漁船(?)が多かったですね。

自転車でまわった記事はこちらのブログでどうぞ!
by narrowboat | 2013-07-21 16:49 | 日本の運河と川 | Comments(0)