イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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2015年 扇橋ロック一般公開

今年の夏も、小名木川の扇橋ロック(閘門)の一般公開に行ってきました。
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一昨年昨年に続いて3回目の訪問。
ロックそのものに大きな変化があるわけではありません。
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それなら、展示の内容や方法をもっと工夫すべきところですが、
そこは「お役所」らしく、パネル展示もほとんど変わらず。
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ただ今回は、偶然ですけど、ちょうどボートの通過がありましたので、
デモではなく、本物のロックワークが見られましたね。

東(荒川)側から小型ボートが入ってきました。


チャンバー(閘室)でロープで固定します。
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続いて、屋形船のようなボートが入ってきました。


ロワーゲートが閉鎖されます。


チャンバーに注水が始まり、水位が上がります。


コントロールルームでは、係員が機器の操作中。


ロックワークが終わり、アッパーゲートから西(隅田川)方面にボートが出て行きます。


いったんロックを出て行った屋形船ボートが、
すぐにUターンしてまたチャンバーに入ってきました。
このロック体験が含まれたツアーなんでしょうね。

ダウンヒルでは、ボートがチャンバーに入った後、
アッパーゲートを閉じます。


ロックワーク中、ロックのシステムや役割がスピーカーで流れますが、
音楽も含めて、不要だと思います。


屋形船は下流側に出て行きました。
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ロックを後にし、猿江橋からアッパーゲートを見学。
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この猿江橋には、江戸時代、「船改番所」と呼ばれる施設があったそうです。
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船番所とは、名前の通り、船の通行を監視し、積荷を改める役所。
小名木川は、おもに千葉方面から、醤油や塩を運ぶために利用されていましたが、
ここで江戸に入ってくる荷物をチェックしていたそうです。

ロックでの積荷チェックは、イギリスの運河でも行われていました。
もっともイギリスの場合は、中身の問題ではなく、
その重量によって通行料を徴収するためでしたが。

ただし扇橋の場合、江戸時代にロックはなく、
昭和に入ってから設置されたものです。
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by narrowboat | 2015-08-13 21:07 | 日本の運河と川 | Comments(0)