イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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「誰にでもセカンドチャンスはある」~映画『ボブという名の猫』と、ロンドンの運河~

話題の映画『ボブという名の猫』を観てきました。
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野良猫「ボブ」との出会いによって人生を大きく変えることになった、
ホームレス同然の青年の、実話に基づいたストーリー。
世界で大ヒットとなったこの小説の映画化です。

内容は実際に観ていただくことにして、
注目していただきたいのは、主人公ジェームズが暮らすアパートが、
運河沿いにあるという設定です。

麻薬中毒からの更生のため、おそらく自治体から与えられた住居。
見てからに、低所得者が暮らす、あまり環境が良くないロケーションなのですが、
アパートの横には運河があり、ナローボートも行き交っています。

しかし、場所はロンドンという設定なのに、
私はスクリーンの風景が思い当たりません。

ロンドンといえばリージェンツ運河。
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リトルベニスやカムデンマーケットなども通っていて、
私は数年前、この全線を端から端まで自転車で走り切っているのです。

スクリーンに出てくるアパートは無粋なコンクリート造りで、
こんな建物があったでしょうか?

私が忘れてしまっているだけかもしれませんが、
もしかしたらここは、リージェンツ運河ではなく、
イースト・ロンドンのリー・ナビゲーションLea Navigation
なのかもしれません。
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写真は、2011年6月に取材したリー・ナビゲーション。

映画の本筋には関係ないことですが、
カナルマニアとしてはおおいに気になる次第です。


少しだけネタバレですが、

「誰にでもセカンドチャンスはある」

がこの映画のテーマ。

産業革命で活躍し、その後お払い箱になっていたイギリスの運河も、
セカンドチャンスをみごとに射止めたと言えるでしょう。

それで映画のバックに監督は運河を選んだ、
というのは邪推すぎますか(笑)

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by narrowboat | 2017-09-18 13:07 | 雑感 | Comments(0)