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イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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デイボート

ナローボートを借りるのは1週間、7泊8日が基本。

または「ショートブレイクス」というプランで3泊4日、もしくは4泊5日で借りるしかありません。


いろいろなメディアでそう語っている私ですが、

実は1日だけ貸してくれる会社が密かに(?)あるのです。



ええ? ウソつき!


などと言わないでください。


ナローボートの楽しさは、

船内で宿泊してみないとわかりません。

それが私の持論です。


が、どうしても1日だけしか時間が取れない人のために、

1日オンリーのハイヤー

デイボート

があるのです。



私も数年前、

リーズ&リバプール運河で友人たちとデイボートを借りたことがあります。


デイボートは、外観は短いナローボートですが、

他のハイヤーボートと内装はぜんぜん違います。

泊まる必要がないので、もちろんベッドはなし。

その分、船体は小さいのにキャビン内は広々と感じます。


そのほか、ないのはシャワーくらい。

キッチンや冷蔵庫、そしてもちろんトイレもちゃんと付いています。


おっと、この辺は会社によって異なるので、

事前に確認が必要ですね。



つまり、デイボートは専用の船なのです。

そして、デイボートを持っている会社はごく限られています。

逆に、グランドユニオン運河のブローンストンなどでは、

デイボートしかやっていない会社がありましたね。


デイボート_c0027849_2093796.jpg

今日、昨年の取材で持ってきたパンフを整理していたところ、

アングロウェルシュ社のデイボートのパンフレットが出てきました。

最大のベース数を持つ同社だけあって、

デイボートまで手がけているんですね。


料金は、平日が99ポンド、週末と休日が120ポンドとなっています。




もうひとつ出てきたのが

TIBET

というワークボートスタイルの船。

これはクルー付きのボートで、

アングロウェルシュ社のボートのように自分で操縦する必要はありません。


エイボン川のウェルフォードとストラトフォードの間で運航されていて、

こちらは1人50ポンドから。

人数が多くなれば、その分安くなるようですね。


ところでこのTIBET号、

運航している区間が私たちキャプテンプーク・カナルボートとまったくいっしょじゃないですか!

実は密かに商売敵だったりして・・・・・。


ちなみにキャプテンプークのツアーは

日帰り(アフタヌーンクルーズ)で1人45ポンド!

5ポンドお安いだけでなく、

日本語によるご案内つき!



ライバル心がメラメラ~

とまではいきませんが、

お忙しい日本人旅行者の方、

デイボートという選択肢もあり!

ですよ!!
Commented by あつこ at 2007-01-24 19:37 x
実は、このTibetの所有者、及びスキッパーはライバル兼お友達です。
でも、団体専用というか、パーティーボートです。 屋根のない大きなオープンプランのデッキが売り物かなぁ。 見かけはかっこいいワーキングボートのレプリカです。
Tibetのお客さんはいつもガンガン飲んで、踊りまくっています。
逆に言うと、お天気の優れない日はオープンデッキなので、皆寒そうで雨の日も大変そう。 快適さはキャプテンプークの方が断然勝ってますよ!
それに、軽食もTibetにはないので、お客様には好評です!
Commented by narrowboat at 2007-01-26 12:45
一見タグスタイルにも見えますが、
実はオープンデッキなんですね。
イギリス人の若い団体とかには、
たしかに受けるかもしれませんね。
>あつこさん
by narrowboat | 2007-01-18 20:10 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(2)