イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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駅と運河の関係

日本でもどの国でも、
輸送手段としてまず発達するのが水運。
それから鉄道、道路へとモーダルシフトしていくのが一般的ですが、
過渡期には、船~鉄道の間で荷物の積み替えが行われます。


ロンドンの中心部に最近整備されたパディントン港。
ここはパディントン駅のすぐ「裏手」にあるのですが、
港がまずあって、それから駅ができた、
というのが歴史的には順当でしょう。
c0027849_18182950.jpg



一方東京では、
かつて佐久間河岸という港があり、
この裏手に青果市場、そして駅がありました。

その駅とは、何を隠そう、今の秋葉原駅。
ITセンターになっている場所が、
昔の市場でした。



同じような位置関係に、
荒川区の隅田川駅があります。

「え? そんな駅あったっけ?」

あるんですよー。
貨物専用の駅で、
常磐線南千住駅に隣接している巨大なヤードがそれです。

この付近に住んでいらっしゃる月夜野さんにご教示いただき、
先週土曜日に息子と列車を見に行ってきました。

旅客駅と違って、
常に列車が出入りするわけではないのですが、
ちょうど出て行く貨物列車に遭遇。

c0027849_18185697.jpg



隅田川駅は、常磐線沿線から運ばれてくる石炭やセメントを捌くために造られたそうで。
隅田川(荒川)の船との積み替えも行われていたようです。


と、帰り際には隅田川を下るバージも発見!
c0027849_18192263.jpg




水運と鉄道が蜜月期にあった時代をしのばせる週末でした。
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Commented by ヌマチチブ at 2007-06-13 22:14 x
北海道の話になりますが、
江別という札幌のとなり町は開拓期、船と鉄道が交わる場所でした。内陸の農作物を川舟で運び、江別で鉄道に乗り換え札幌、小樽へ。生活物資はその逆で運びました。月形に監獄ができ、監獄汽船も活発に運航して。
川はそれこそ、人とモノで溢れ、活気がみなぎってたそうです。
でも、今は・・・その歴史さえ知る人もいません。

川船が往来する隅田川が素敵すぎます!
(ご子息、かっわいいですねぇ~)
Commented by 月夜野 at 2007-06-14 13:23 x
ナローボーターさん、こんにちは♪
紹介してくださってありがとうございます。
お役にたてて嬉しいです。

隅田川近くに住んでいます。最近近所の公園脇の川沿いに、ボートの接岸できる場所ができました。非常用設備のようで、日常的に使えないようでしたが、川を身近に感じる暮らしが東京でもどんどんできるようになるといいなと思いました。
水や川を近くに感じる生活はいいですね。
Commented by narrowboat at 2007-06-15 18:36
>ヌマチチブさん

江別?
っていったら、あの「江別のうた」で有名なところですよね!
あそこに舟運の拠点があったとは!

北海道の舟運も、
調べてみたらいろいろ出てきそうですね。
Commented by narrowboat at 2007-06-15 18:38
>月夜野さん

取材でいろいろな官庁で聞くのですが、
「非常用」「防災用」とすることで予算がつくらしいんですね。
でも、普段から開放していないと、
いざというときに誰も使い方がわかりません。

要するに、
官庁は自分のところ以外には使わせたくないということなんでしょう。
Commented by ヌマチチブ at 2007-06-15 21:12 x
江別のうたって、知りませんでした(笑)
そう、大泉 洋ちゃん出身地です!
札幌のとなりまちで、酪農大学、まちむら牧場がありますよ。
北海道の本格的な舟運は、月形監獄の監獄汽船から始まるのです。ここに囚人と物資を送ったのが最初で、中継地点が江別でした。
最果てらしい歴史の始まりですよね!
Commented by Saori at 2007-06-15 21:33 x
水運と鉄道の関係、面白いですね。
興味深く詠みました。
隅田川駅にもびっくり!そんな駅があったんですね。
意外な場所を紹介してもらって、ちょっと興味が湧きました。
昔、まだ宅急便が普及していなかった頃、母がよく子供の私を自転車の後ろに乗せて、貨物の駅に荷物を運びに行っていました。九州に住む祖母に送る荷物でした。遥々貨物列車に運ばれて、千葉から九州まで箱がごとごとと何日もかけて運ばれていた時代。
今の便利さからはかけ離れていますが、それがいい時代でもありましたね。懐かしい気持ちで思い出しました。
Commented by narrowboat at 2007-06-18 16:32
>ヌマチチブさん

あら、あの名曲をご存じない?(笑)
http://www.sakusaku-silk.net/archives/0504/091311.php

それにしても、
囚人輸送に船が使われていたなんて。
そんな歴史は、日本ではここだけ?
Commented by narrowboat at 2007-06-18 16:35
>Saoriさん

「チッキ」というのもありましたね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AD

荷物の扱いなんかひどかったですが、
今考えてみればのどかな時代でした。

荷物も人も、
早く着けば着くだけ逆に忙しくなっちゃうんですけどねー。
Commented by 月夜野旦那 at 2007-06-29 12:52 x
はじめまして
とうとう我慢ができずに出てきてしまいました。(笑)
宜しくお願いいたします。

とりあえず手土産というか・・
国土地理院の空中写真閲覧サービスにある昭和23年の隅田川駅です。
http://mapbrowse.gsi.go.jp/cgi-bin/airphoto/photo.cgi?index=533946&group=USA10kKT&course=M379&num=34&size=normal
(リンクフリーという事ですので遠慮なく。TOPは
http://mapbrowse.gsi.go.jp/airphoto/index.html
です)

正に「水運と鉄道が蜜月期にあった時代」という感じでお気に入りです。対岸には東武の千住貨物駅もしっかり写っていたりします。

個人的にホームの反対側が船着場というのが一つの憧憬でして、
色々と調べた事もありますが、なかなか無いですね。
海陸連絡だと埠頭とか魚市場とかまだ有りますが、
川陸連絡となると、内陸舟運とか流石に門外漢なので、
隅田川駅の様な大都市内のものしか見つけられませんでした。
江別の様に、やはり地方各地にもあったのでしょうか。
奥が深そう・・・ですね。 それでは。
Commented by narrowboat at 2007-06-29 13:59
>月夜野旦那さん、

はじめまして。
いつも奥様にはお世話になっております( ^ - ^ )ゝ

この空中写真はすごいですね・・・・・
いや、今風に言うなら「陸と水の完璧なるコラボ」
っていうとこでしょうか。

ホームの反対側が船着場だったかどうかは確認できませんが、
佐久間河岸はそれに近かったのかもしれません。

おっしゃるように、
海の場合は築地とか、
そのほか魚の卸売市場があった場所まで引込み線がある所は
多いですものね。

先日出張で秋田に行ったのですが、
秋田港はまだ引込み線で貨物輸送を結構やっているみたいです。
「トワイライトゾーン」のような世界・・・・・(笑)
by narrowboat | 2007-06-12 18:21 | 日本の運河と川 | Comments(10)