イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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カテゴリ:英国運河とナローボートの旅( 57 )

ボーターも納税者?

久々の更新になります。

仕事では、アジア某国のガイドブック編集作業が終わり、
次のステップに進むべく、画策しているところです。

詳細は、追々、このブログでも紹介させていただくかもしれませんが、
中でもどうしても避けて通れないのが「お金」の話でした。

そこで、ふっと思い出したのがの税金の話題です。

雑誌の記事か自著かどこかで、かつて、
「ボーターに住民税はかからない」
と書いた記憶があります。

住民税がない、というのは、私もどこかで聞きかじったはずなのですが、
今回、改めてナローボートガイドのブラウン淳子に聞いてみました。

すると、話はそんなに簡単ではなかった・・・・・(笑)


まず、ボーターとは、広義にはナローボートに乗っている人すべてですが、
ここでは、自分のボートを持っている「オーナー」で、
しかも普段の生活もボートの上、という人を想定します。

しかし、それらボーターがどの「ライセンス」、
許可証を持っているかで、税制も異なります。

まず、ボーターには大きく2つのライセンスがあります。
ひとつは、コンテニュアス・クルーザーズContinuous Cruisers、
直訳すれば「継続的に航行している人」。

いまひとつが、レジデンシャル・ボーターズResidential Boaters、
「居住しているボーター」。


「コンティニュアス」の方々は、
ビジター・ムーアリング(来訪者用短期係留所)にボートを停めつつ、
移動を繰り返していきます。
ビジター・ムーアリングはほとんどの場所で無料ですが、
係留期間が24時間とか、72時間とか、決められているので、
それを過ぎたらどこかほかの場所へ移動する必要があります。

一方「レジデンシャル」はというと、
彼らはマリーナとか、レジデンシャル・ムーアリング(居住者用係留所)を確保している、
すなわち係留にお金を支払っていますので、
気が向いた時だけクルーズすればよいだけです。
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このボートなど、陸と「接続」されていて、動く気なし(笑)、
というか、これでもボートなんですかね?

そこで税金はというと、
「コンティニュアス」は非課税、「レジデンシャル」は課税、ということになります。

もちろん、これは住民税のこと、
イギリスではカウンシル・タックスCouncil Taxと呼ばれますが、
その話です。

話はそれますが、もちろんイギリスにもほかの税制はいくつもあって、
何かしらの所得があれば所得税、
また買物をすれば、20%と高額な付加価値税(VAT=消費税)を支払うのは、
ボーターでも誰でも同じです。

さらに脱線すると、イギリスはサラリーマンも個人事業者も、
もちろん法人(会社など)も、みんな各々が確定申告しますので、
サラリーマンでも納税意識は日本よりかなり強い、と言われていますね。


話を元に戻すと、レジデンシャルのボーターは、
地面に住んでいる人々と同じように、住民税を支払うわけですが、
ボートは、不動産として「一番低い評価額」なので、
住民税も最低でいいんだそうです。

「あれ?」
と思った方は、日本でも納税意識の高い方かもしれません(笑)

日本の住民税は、所得に対する割合でその金額が決まりますから、
住んでいる家や土地、エリアとは関係ありません。

四畳半アパートに暮らしていても、高額所得者であれば住民税は高くなり、
豪邸暮らしでも所得が少なければ安く、場合によっては非課税になります。

一方、イギリスの住民税は、住んでいる家、エリアの評価で決まるのだそうです。
値段の高い家や場所に住んでいる人のほうが税額が高い、
これは日本の固定資産税に似ていますよね。

住民税に関するイギリス政府の説明はここにありますが、
参考までに、運河都市でも知られるバーミンガムの住民税表がこちら
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域内がさらに3つのエリアに分かれており,
それぞれA~Hの8つの「バンド」、税額帯が設定されています。
ナローボートは一番安い「A」ということになります。


ところで、「コンテニュアス」のライセンス・ホルダーの中には、
春~秋のオンシーズンは運河をクルーズし、
冬場はボートを置いて、フランスやスペインの別荘で暮らす、
という優雅な生活を送っている方々も少なくないようです。

ほとんどは年金生活者で、
年金のほか、陸の上に持っていた家を貸して家賃を得ながら、
ボートと別荘の往復生活を楽しんでいるのだとか。

そんな層を狙って、冬場だけボートを預かる、というビジネスもあります。
オーナーが不在の数ヶ月間、ボートを係留できるという契約をマリーナと結ぶのです。

すると、冬季はボートがマリーナにあるわけですから、
レジデンシャルと同じように住民税かかかりそうですが、
イギリスでは住民税が課税されるのが、居住期間3ヶ月以上となっているそうで、
それ以内なら非居住者として住民税はかかりません。

なんか裏技っぽいですよね。


ただ、最近問題になっているのは、
「コンティニュアス」に登録していながら、
ビジター・ムーアリングに期限を越えて長居したり、
河岸を独占したりするボーターが少なくないことです。
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特にロンドンでは、市内の職場に通っている、
すなわち「居住」しているにもかかわらず、
住民税逃れのために「コンティニュアス」で登録しているボーターが多くいるようです。
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さらに、彼らの中には、最近流行のAirbnbなどでボートを貸し、
収入を得ようとしている輩も少なくないとか。

困ったものですが、日本でもイギリスでも、
はたまた陸でも水でも、
なんとかして税金を逃れようとするEvader(脱税者)はなくならないんでしょうね。


そんなわけで、私も正しい申告と納税を心がけるようにしたいものです。
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by narrowboat | 2017-05-25 12:28 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)
先日、東南アジア方面へ取材旅行に行ったのですが、
その時にアンダートン・ボートリフトのTシャツを着て行き、
現地で処分してきました。
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アンダートン・ボートリフトAnderton Boat Liftとは、
船を水に浮かせたまま上下させるエレベーター。

トレント&マージー運河Trent & Mersey Canalとウィーバー川River Weaverの間、
高さの異なる2つの水路の間に設置されて、
ボートを天地に移動させます。

1875年に完成、1983年に運転を停止したものの、
再開を願う人々の手によって、2002年に再び運転を開始しました。

このTシャツは、再開運動中にアンダートンを訪れた折に購入したもの。
購入代金の一部がレストア(修復)の費用に充てられるということで、
寄付のつもりで買ったものです。

イギリスは、こういう民間の寄付行為が浸透しているので、
細々でも長々と寄付を募り、ついには再開にこぎつけることができたのでしょう。

その総額は700万ポンド、
1ポンド150円換算で10億5000万円といいますから、
イギリスのチャリティ・パワーには驚かされます。

Tシャツを入手したのは、おそらく2001年くらいだと思いますが、
かなり着たので、もうボロボロ。

この写真をもって思い出に代えることにしました。
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by narrowboat | 2016-06-27 22:39 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)

BoaterがVoterとなるとき

イギリスで国会議員選挙が行われました。
日本でもいろいろなメディアで報道されていましたので、
興味を持ってフォローしていた方も少なくないと思います。

結局トーリー(保守党)が過半数の議席を獲得して、
政権交代にならずに終わりましたが、
ナローボートで暮らすボーターたちは、どうやって投票したんでしょうかね?

ネットで調べた限りでは、イギリスの選挙にもオンライン投票は導入されていないようですが、
郵便投票はできるそうなので、ポスト投函で選挙に参加しているのかもしれません。

ところで、ナローボートに乗る人はBoaterで「ボーター」、
一方、選挙人はVoterで、これもカタカナにすれば「ボーター」。
日本人には、いや、少なくとも私の耳には同じように聞こえます。

昨年秋、イギリスに取材に行った時、
ちょうどスコットランドの独立を問う住民投票が行われていて、
テレビからしきりに「ボーター、ボーター」という声が聞こえてきたのですが、
ナローボートの話で何を盛り上がっているのか?
とまじめに思っていた私です(笑)

住民投票といえば、今週日曜日に行われた大阪の「都構想」の投票、
橋下知事側が破れ、大阪の市民は現状維持を望んだという結果になりました。

実は橋下氏、数年前にイギリス運河でナローボートに乗っているんです。
大阪では、数年前から「水都大阪」というプロジェクトが続いており、
水路の活用方法を視察するために、
短時間ですが、ロンドンのナローボート(水上バス)に乗船しました。
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その時に案内をさせていただいたのがナローボートガイドのブラウン淳子で、
ナローボートで暮らす人たちや、運河の利用システムなどについて、
船の上で橋下氏からたくさんの質問が出たということです。

今回の敗戦で橋下氏は政界を引退するそうですが、
大阪の水都構想の流れがこれでどう変わるのか、注目したいところです。
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by narrowboat | 2015-05-19 10:30 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)
9月のイギリス旅行でロンドンに滞在中、
エクセターExeterに日帰り旅行してきました。

ロンドンから鉄道で片道約3時間半、
日帰りにはちょっと厳しい距離ではありますが、
エクセターには「イギリス最古の運河」があると聞いていたので、
いずれは行ってみたいと考えていました。

駅から15分ほど歩くと、エクセ川River Exeのほとりに出ます。
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このあたりがヒストリック・キーサイドHistric Quay Sideと呼ばれるエリアで、
古い倉庫などを活用した店舗が並び、観光の中心ともなっています。
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旧税関。
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ストラトフォード・アポン・エイボンにもあった、ワイヤー式の渡し舟。
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エクセ川を渡ったところにエクセター運河があるのですが、
川と運河はほぼ並行しております。
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ガイドブックによると、エクセターは2世紀にローマ人によって建設された町だそうですが、
例によって彼らはエクセ川を船で遡って上陸して来ました。

その後もエクセ川は舟運に活用されていましたが、
潮位などに問題があって、
常時航行するためには、別途運河を掘削する必要に迫られたものと想像できます。

そして16世紀に、「イギリス最古」の運河として開通したのがこれです。
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ところで「イギリス最古」という表現には議論があって、
一般には、1761年のブリッジウォーター運河Bridgewater Canalがその冠を戴いています。
それは、ブリッジウォーター運河によって運河の経済性が証明され、
イギリス運河ネットワークの礎となったからです。

それ以前の運河は、たとえばこのエクセター運河も含めてですが、
きわめて限定的なエリアに単独で設置されただけのため、
建造物としては「最古」であっても、歴史上は「最古」ではないのです。

これは、後の蒸気機関車の発明でも同じことが言え、
数々の試作機が製作されて試験運転も成功したにもかかわらず、
「世界初の鉄道」は、スチーブンソンがマンチェスター~リバプールに営業鉄道を開通させた
1830年まで待たねばなりません。

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現在も、運河を使えばエクセターの町中まで船が入ってこられるようで、
運河の終点には大型のボートも係留されています。
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観光客でもすぐに体験できるカヌーツアーが人気のようでした。
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レース用のボートも係留されています。
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陸置きされていたボート。
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スリップウェイもあります。
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運河と川の管理事務所。
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中をちょっとのぞいてみましたが、人の気配はありませんでした。

ナローボートも係留されていました。
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エクセター運河は海に通じているだけで、
他の運河ネットワークとは接続していません。
車などで運んできたものか、それともこの運河だけで遊んでいるのか・・・・・。

運河沿いを、海に向かって歩いていきます。
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かなり大きな船が、一般家庭に横付けされています。
もう廃船なんでしょうか?

途中のスイングブリッジ。
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運河に沿って、トゥパスと自転車道が並行しています。
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30分ほどのんびり歩くと、ダブルロックスDouble Locksに到着。
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さきほどのヒストリック・キーサイドからここまで、観光船も運航されています。
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ちょうど船がロックを出て行くところで、クルーが操作をしていました。

ゲートが開き、ボートが出て行きます。


ロックにはパブ「ダブルロックス」があります。
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ナローボートで来たわけではないですが、やはり運河沿いのパブには惹かれます。
ランチには他のものを考えていましたが、こんな状況に抗うのは無粋というもの。
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テラス席で、運河を見ながらのフィッシュ&チップスは最高です!

ほろ酔い気分で外に出ると、エクセター運河の管理団体の車が止まっていました。
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やはりCARTの管理ではないのですね。

さきほどの観光船が、またやって来てロック内に係留されます。


今回は駆け足の訪問でしたが、
レンタサイクルもあるので、時間があれば河口のほうまで行くこともできます。
それはまた、いずれ。
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by narrowboat | 2014-11-27 09:53 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)
ロンドン滞在中、自転車でブレントフォードに行ってきました。

ブレントフォードは、グランドユニオン運河がテムズ川に出るポイント。
大きなロックがあり、ボートが出入り可能です。

トイレやシャワーなど、ボーター用の施設も完備。
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ただし、Canal and River Trustの鍵がないと使えません。

今回は2回目の訪問。
前回も自転車でしたが、そのときはリージェンツ運河から
ずっと運河沿いを走ってきました。
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運河周辺は再開発地区でもあり、しゃれたアパートが立ち並んでいます。
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運河からテムズ川に出ることもできますが、
出たところはタイダル・テムズ、すなわち潮汐のある区間。

テムズ川に出たところ。
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ちょうど干潮だったのでしょう、ボートが浜に打ち上げられています。
陸の上で、重量で押し潰されたりしないのか心配になりますが・・・・・。

テムズ川は、時間によっては航行が難しいこともあり、
実際に出るボートは少ないのではないでしょうか。
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グランドユニオン運河とオックスフォード運河のジャンクションでもある
ブローンストンBraunstonからは93マイル、約150kmの距離があります。
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前回は入れなかったトールハウスToll House。
この日はまだ開いていました。
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トールハウスとは運河の料金所のこと。
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かつての運河は民間会社が経営していて、
ボートから通行料金を徴収することで収入を得ていました。

その料金所が、ここでは簡単な資料館として使われています。
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通行料金は、荷物の重さで決められていましたが、
いちいち荷降ろしするわけにはいかないので、
どれくらい沈んでいるかを測っていました。
その道具がこれ。
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この長い棒を水中に差し込んで、船底からの長さを測っていたのです。


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by narrowboat | 2014-10-20 23:12 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)
取材2日目に訪れたセントキャサリン・ドック
テムズ川の橋では(おそらく)もっとも有名なタワーブリッジに近いこともあり、
観光スポットにもなっています。
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「ドック」というのは、
日本だと船の修理をする施設(造船所)を指しますが、
イギリスでは、それも含めて、大きな船溜りのことを言います。
(小さいものはベイスンBasinと呼ばれます)

ロンドンのテムズ川沿い一帯にはこのようなドックが各所にありますが、
このセント・キャサリンに係留されている船は、
ほかに比べてかなり豪華なものが多いですよね。c0027849_14224097.jpg
数日前まで、クラシック・ボート・フェスティバルが開催されていたこともあり、
木造のレトロなボートもたくさん停泊していました。c0027849_14224022.jpg
水辺はオシャレなレストランやショップで囲まれています。c0027849_14224038.jpg
ちょうどランチタイムだったので、混雑していました。
セントキャサリン・ドックは、
運河技師として名高いトーマス・テルフォードThomas Telfordが設計したもので、私もここから興味を持った次第です。c0027849_14224090.jpg
テムズ川への出入は、このスイングブリッジ(旋回橋)で行います。c0027849_14224065.jpg
それにしても豪華な船の数々、誰がオーナーなんでしょうねぇ?c0027849_14223903.jpg

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by narrowboat | 2014-10-06 14:31 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)
本年の「英国運河とナローボートの旅」セミナーが、
昨日、無事終了いたしました!

何十年ぶりかという大雪に見舞われた東京。
直前まで、どうなることかと気をもんでおりましたが、
雪なんてなんのその! 
熱心なお客様が駆けつけて下さり、スタッフ一同、感謝に堪えません!

まずは、イギリスでAT EASE号を運航する、
ナローボートガイドの主宰者、ブラウン夫妻のプレゼンテーション。


後半は、私もハイヤーボートについて解説させていただきました。
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天候的には最悪のコンディションの中、
それでも足を運んでくださった方々に、改めて御礼申し上げます。
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by narrowboat | 2014-02-09 21:55 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(1)
昨年に引き続き、「英国運河・ナローボートセミナー」を開催いたします。

ナローボートの旅を計画されている方、
ちょっと話だけでも聞いてみたいという方、
是非この機会にご参加ください。

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(写真は昨年のセミナーのものです)

●「英国運河とナローボートの旅」セミナー●

・期日:2014年2月8日(土) 14:30~16:30(開場14:00)
・会場:目黒区民センター社会教育館 第2研修室
 [会場の地図はこちら] http://yahoo.jp/913CfA
(クリックすると「目黒区立目黒区民センター図書館」が出てきますが、同じ敷地内です)
 [会場の概要はこちら] https://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/kyoiku_shisetsu/kumin_center/

・参加費:500円(茶菓子代、資料代) ※中学生以下のお子さんは無料です。

・お申し込み:お名前と参加人数を明記の上、以下までメールをお願いします。
 office-nampoo@gol.com (ナローボートガイド 秋山)


今回は久しぶりに、ナローボートガイド代表のアンディ・ブラウンもやって来ます。
セミナーの後は近くのイギリス風パブに繰り出し、
個人的なご質問などにもお答えしたいと思っております(ご希望者のみ、参加費は実費です)。

今回は、まだまだお座席に余裕がございますので、
みなさまのどうぞお気軽にご参加くださいませ!
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by narrowboat | 2014-02-05 15:53 | 英国運河とナローボートの旅
動画の制作や投稿が大流行の昨今ですが、
イギリスの運河を管理するCanal & River Trustにもチャンネルがありました。

そこにアップされていた最新動画というのが、
ロンドンのカムデン・ロックCamden Lockのゲート交換作業風景。


イギリス運河のロック・ゲートは木製がほとんどなので、
一定期間で交換が必要になります。

ゲートに年代が書かれたプラーク(表示板)を時々見ますが、
それが交換された年になるんですね。

それにしてもゲートの交換ってかなり大規模な作業になるんですね。
今でこそ重機がありますが、昔は人力だけでやっていはたはずなので、
相当な苦労があったことでしょう。


ところで、週末には大きなマーケットも立つカムデンは、
日本のガイドブックにも載っているくらい有名ですが、
その中心にはリージェンツ運河Regent's Canalがあり、
リトルベニスLittele Veniceとの間の観光船の発着場にもなっています。

そのマーケットはロックミュージック系であることもあって、
カムデン・ロックの「ロック」をRockだと思っている人も日本では少なくないようですが、
実は閘門のLock。

こちらは2010年に私が撮影したもの。
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天気のよい休日はすごい人出で、
チャンバーに腰掛ける人も少なくありません。
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ロンドンのど真ん中ではあるんですが、
ハイヤーボートがほとんどいないこともあって、
トラフィックはそれほど多くもなく、
ボートが来たらどけばいいのでしょうね。
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by narrowboat | 2013-11-27 13:48 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)
メールマガジンのほうにも書きましたが、
先日、自宅にブラックプリンス社Black Prince(BP)の2014年ブロシャーが届きました。

BPは、1998年に私が初めてナローボートに乗ったときに利用した、思いで深いハイヤーカンパニー。
その後も、取材で利用したり、お客さんを紹介したり、
何度もお世話になっています。

届いたブロシャーを見ると、現在は9カ所もベースがあって、
大手ハイヤーカンパニーの中でも一大勢力になっているようです。

新しいベースとして注目すべきはロンドンLondon、
そしてイースト・アングリアのイーリーElyでしょう。

市内にリージェンツ運河Regent's Canalがあり、
水上バスも運行されているロンドンですが、
ことボートを借りるとなると、ハイヤーカンパニーがなく、
なかなか難しいのが現状でした。

BPがリージェンツ運河上にハイヤーベースを持ったことで、
ロンドン市内のクルーズが身近になりました。

ところで運河の地図には、リージェンツ運河とテムズ川がリング(輪)を作っていて、
ロンドン市内をぐるっと一周できるように思えますが、
テムズ川のここ区間を航行するにはVHF無線が必要なので、
免許のないユーザーはテムズ川には出られません。


もうひとつの新ベース、イーリーが位置するイースト・アングリアには、
灌漑用に掘削された水路、その水源となっている自然河川が縦横に走っていて、
ボートの航行もできます。

中でも、BPがベースを構えているグレート・ウーズGreat Ouseと呼ばれているウーズ川には、
多くのプレジャーボートが行き来していました。

こちら、私が2008年に陸からイーリーに行ったときの写真。
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当ブログではこちらで紹介しています。

イーリーでウーズ川といえば、
イギリス児童文学の中でも珠玉の名作といわれる『トムは真夜中の庭で』Tom's Midnight Gardenの舞台。

そのモデルとなった家の話はこちらで。

この話題、実は拙著『イギリス水辺の旅』に掲載されるはすだったのですが、
話のわからないチンプンカンプンな編集者に削除されてしまい、
せっかく書いたのにお蔵入りになってしまいました。

もっとも、この出版社・千早書房はすでに廃業しているようで、
粗悪な編集者はこの世界から自然淘汰(?)されたわけですが。
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by narrowboat | 2013-10-09 12:36 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)