イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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扇橋閘門一般公開

小名木川にある扇橋閘門の一般公開に行ってきました。
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いわゆる「江東内部河川」「江東デルタ地帯」の核となる小名木川。
「川」とはいいますが、
東北や千葉から物資を江戸に輸送するにあたって、
危険な外洋航路を避けるために、江戸幕府が掘削した運河です。

東西に一直線に流れる、その小名木川のほぼ真ん中にあるのが扇橋閘門で、
私はボートで何回か通過したことがあるのですが、
夏休みには、期日限定で内部の一般公開を行っています。

3階にある操作室で、係員が説明してくれます。
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結構細かく説明してくれるのですが、
通船用としての機能よりも、治水にどれだけ役立っているかという話がほとんどでした。

まあ、税金使ってこれだけの施設を維持しているのですから、
防災の側面を強調しないといけない、
と上層部から厳しく言われているのでしょう(笑)

気前のよいことに、船が来ないので、オペレーションをやってくれました。

注排水だけで結構なお金がかかると聞いたことがありますが、
そこは広報費用ということで認められているのでしょうかね。

閘室内。
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このデモでは、まず後扉を閉めて閘室に注水、満水になったところで前扉を開けてくれました
後扉が閉まり、閘室が密閉されると、スルースSluiceから注水が始まります。


操作パネルはアナログでしたね。
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前扉というのが水位が高いほう、つまりトップゲート、後扉が低いほうでボトムゲートということになります。

満水時、前扉の前後の水位差はゼロ。
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後扉の向こう側は約2.5メートル低くなっています。
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満水になると前扉が開きます。

開きながら真水が閘扉に噴射されますが、
これは、小名木川の水に含まれている塩分を落とし、
サビを抑制するためだそうです。

操作室内にあった、閘門全体の模型。
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パネル展示。
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非常用のディーゼルエンジン。
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周辺の小名木川を歩いてみます。
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船着場らしき施設が何ヶ所かありますが、
普段は利用されていないようです。
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よく見えないかもしれないけれど、ボラかな?
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クローバー橋。
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クローバー橋の下で小名木川とクロスしている横十間川。
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彼方にはスカイツリーも見えます。

横十間側の対面は大横川親水公園になっていて、
ボート遊びなどが楽しめます。
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ところで「閘門」という言葉を聞いたり書いたりするたびに思うのですが、
この言葉って、かなり非一般的ですよね。
ワープロソフトでは、「閘門」こそすぐに変換してくれますが、
関連の「閘室」とか、かならず「皇室」になるし。

日本語を大切にすべきかとは思いますが、
いっそコンピューター(電算機?)と同様、
カタカナを一般名詞にしたほうがよいのでは。

閘門=ロック Lock
閘室=(ロック)チャンバー Lock Chamber
閘扉=(ロック)ゲート Lock Gate


ロックに関しては、このほうが親しみを持ってくれると思います、

ちなみに、この扇橋閘門の東側、
旧中川と荒川の境にある閘門は「荒川ロックゲート」と呼ばれていますが、
英語の「ロックゲート」は閘扉だけを意味しますので、
この際まとめて、「扇橋ロック」「荒川ロック」としたらいかがでしょうか?
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by narrowboat | 2013-09-14 09:00 | 日本の運河と川 | Comments(0)

神田川ナイトクルーズ

8月末、あそんで学ぶ環境と科学倶楽部のナイトクルーズに参加してきました。

こちらのクルーズには数回乗ったことがあるのですけど、夜の帳が降りてからの利用は初めて。

区間は新三崎橋防災船着場(水道橋)と和泉橋防災船着場(秋葉原)の間、所要時間は約45分。

三崎橋を出航していきます。


夜なので写真はあまり撮影できませんでしたが、
護岸が高いせいもあって、東京はかなり暗いですよね。

日本橋川から神田川に入ります。
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川の水質や浄化、また都内河川の歴史について、
スタッフの説明とともにクルーズは進みます。
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水道橋駅に隣接した後楽橋を通過。


御茶ノ水駅の北側にある聖橋。

神田川にはなくてはならない風景ですが、
ここも夜で暗くなっちゃっています。

丸の内線の橋をくぐります。


昌平橋あたり。
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JRの高架下にある居酒屋は、何回か利用したことがあります。

こちらは旧万世橋駅、つまり交通博物館の跡地なんですが、
商業施設が入ることが決まったそうですね。
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その際は、ぜひ川辺にテラスを設けた飲食店を入れていただきたいものです。


まもなく和泉橋。
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今回も無事到着です。
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by narrowboat | 2013-09-11 14:16 | 日本の運河と川 | Comments(0)