イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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ナローボート・クルーズの初日は8月4日。

前泊していたチェスター駅からルアボンRuabonという駅まで鉄道で向かいます。
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ルアボンは小さな無人ローカル駅なんですが、
ポントカサステ水路橋が世界遺産に登録されたことで、
そのゲートウェイになっています。
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ここからタクシーでトレバーTrevorへ。
料金は6ポンドでした。

ナローボートのハイヤーカンパニー(レンタルボート会社)のベースは鉄道駅から離れていることが多く、
その間はタクシーに頼らざるを得ません。
かといって、このルアボンのごとく、駅前でタクシーが待っているなんてこともないので、
事前に手配し得おく必要があります。

タクシー会社は、ハイヤーカンパニーで紹介してくれるはずですので、
ブロシャーやメールなどで電話番号を確認しておきましょう。
公衆電話もない駅も多い(ルアボンもそう)ので、
自分の携帯電話がイギリスで利用できるかどうか、
そして利用の方法も事前にチェックしておいたほうがよいです。

10分ほどでトレバーのベイスンに到着。
ハイヤーカンパニー、アングロウェルシュ社Anglowelshの事務所でチェックインします。
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ハイヤーカンパニーを利用する場合、
インストラクション(ボートの操作方法などの説明)が始まるのは15:00、
というところが多いようですが、
私たちは、鉄道の時刻もあって、14:00にはチェックイン。
早くチェックインすることは問題ありませんが、
インストラクションまでは時間をつぶさなくてはなりません。

夏休み中とあって、トレバー・ベイスンも華やかな雰囲気。
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世界遺産ポントカサステのお膝元とあって、観光客も多いですね。

私たちが借りるボートは、下の写真の左から2艘目のドリフターDrifter号。
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全長55フィート(約35メートル)。
ハイヤーボートとしては標準的な長さです。

キャビン内を見ていきましょう。
バウ(船首)から、ダイネッティ。
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ダイネッティとは、昼間はダイニング(兼リビング)で、夜はベッドにもなるもの。

テーブルはソファの下に収納されていて、
支柱を立てて、その上に刺します。
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セットするとこんな感じ。
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テレビもあります。
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いまやナローボートのテレビも薄型ディスプレイ。
時代も変わりました。

テレビの裏には240vの電源コンセント。
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ナローボートのキャビンの電源は、かつては12v、
車のシガーソケットと同じでした。
イギリスの家庭電圧と同じ240vを供給するには、
「インバーター(変圧器)」を搭載しなければならず、
インバーターのあるボートは少なかったのです。

ところが最近は、カメラやスマホなど、
電源が必須な機器が増えてきましたので、
240vもマストになっているようです。

キッチンのストーブ部分。
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ガスレンジ4口に、
オーブンとレンジ。

コーヒー&紅茶のセット。
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キッチンのシンク側。
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洗剤類は提供されています。
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グラスホルダー。
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このほか、皿類、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーンなど)、鍋、フライパンなどのキッチン用品はすべて備え付け。
買わなくてはならないのは、食料だけです。

キッチンの後ろはシャワー&トイレ。
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次がダブルベッド。
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その後ろが2つ目のトイレ。
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そして最後尾がシングルベッド2つ。
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この部分は、希望により、ダブルベッドにすることも可能です。

このボートは、固定ベッド4人分にダイネッティ2人分なので、
「4/6」という数字で示されます。
デッキプランはこちら。
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そうこうしているうちに、
アングロウェルシュのスタッフ、リーさんがやって来て、
インストラクションが開始されます。c0027849_20584337.jpg














インストラクションは、バウ側から。
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バウには、ガスロッカー(プロパンガス・ボンベの収納庫)のほか、
給水用ホース、ウィンドラス(ロック操作用の器具)などが収納されています。

スターン(船尾)で、スロットルとテイラー(舵棒)の説明。
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インストラクションは、当然、英語で行われます。

スタッフは、外国人客に慣れているので、
わかりやすく、ゆっくりと説明してくれるはず。
大切なのは、わからないことをそのままにしないこと。
聞き取れなかったことは、何回でも聞き直しましょう。
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最後に、「説明を理解しました」とサインします。
あいまいな部分をそのままにしてサインしてしまうと、
事故などがあった時に問題になります。
あくまで「自己責任」の世界であることを肝に銘じましょう。

サインが済めばいよいよ出航ですが、
その前に、今回のクルーズ地図と旅程を紹介しておきます。
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[1日目:8月4日(金)]Trevor→Llangollen
[2日目:8月5日(土)]Llangollen→Trevor
[3日目:8月6日(日)]Trevor→Ellesmere
[4日目:8月7日(月)]Ellesmere→Whitchurch
[5日目:8月8日(火)]Whitchurch→Ellesmere
[6日目:8月9日(水)]Ellesmere→Chirk Bank
[7日目:8月10日(木)]Chirk Bank→Trevor

毎日の移動区間は、出航時にすべて決めてあったものではなく、
途中で随時修正し、結果的にこうなりました。

また、ボートは7泊8日で借りていたのですが、
休みの日程などで、1日前に返却しています。
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初日は、トレバーからスランゴスレンLlangollenに向かいます。
最初は、スタッフが見本として操船してくれますが、
しばらくすると、降りてしまいます。
緊張の瞬間!
あとは私たちだけで、この船を操らなくてはなりません。

長男は、早速ティラーの手ほどきを妻から受けます。
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向こうからは、プラスチック・クルーザーがやって来ました。
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スランゴスレン運河のトレバー~スランゴスレン間には、
ただでさえ狭いナローボートが1艘しか通れない、狭幅区間が何か所かあります。
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当然ここは一方通行になりますので、
対向するボートが来た時のために、このような退避場所が設けられています。
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トランシーバーを持参して、バウ、
またはトゥパスを歩いてもらい、
進行方向に対向船がいないかどうか、確認してもらうと便利です。
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水面が見えなと、進んでいく物体がボートなのか、ほかの乗物なのか、よくわかりません。
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運河を利用しているのはナローボートだけではありません。
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向こうからカヌーがやってきました。
動力船に対して、非動力船に優先権があるのがイギリス運河のルールですので、
すれ違うカヌーを揺らさないよう、注意して進行します。
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自分たちのボートにトランシーバーで指示を出す次男。
本来はお互いに右側通行が原則ですが、
カヌーが左側で待機したため、
そのまま左側通行ですれ違います。

次男とトゥパスを歩いていたら、ハンディクラフトを売るボートを見かけました。
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運河の絵も、オーナーが自分で描いて売っているようです。
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リフト・ブリッジNo. 44wを通過。
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「44wは下がっているのを見たことがない」
と、アングロウェルシュのリーさんが言っていました。
私も20年間で数回ここを通っていますが、
常に開いたままです。

スランゴスレンに近づくと、また狭幅区間が現れます。
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ここには待避場所がなく、対抗船が来たらどうするのか?
といつも思います。
どちらかがバックするしかありませんね。

この白い家が見えてきたら、間もなく到着です。
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運河と一体になった風景を作り出す、
このあたりにはなくてはならない家屋ですが、
売りに出されていました。
いったいいくらするんでしょうか?

このあたりは、スランゴスレン運河でも大好きな場所。


昔の運河船を再現した馬曳きボートや、
ポントカサステとの間を往復するトリップボート、
「アクアダクト・クルーズ」が発着するスランゴスレン・ワーフを通過。
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ティラーを握っていた長男は、これらの船にぶつけてしまい、
「Sorry!」を連発していました(笑)

本日の目的地、スランゴスレンのカナル・ベイスンに到着。
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クルーズ初日が無事終わりました。

この時点で18:30くらい。
まだまだ明るい夏のイギリスです。

これから、スランゴスレンの街へ食事に出かけます。


スランゴスレン散策
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# by narrowboat | 2017-08-25 14:52 | 2017年家族ナローボート旅行 | Comments(0)
ロンドンでTさん宅にお世話になった翌日は、
ロンドン・ユーストン駅から鉄道でチェスターに向かいます。
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今回のナローボート・クルーズの起点はトレバーTrevorという町で、
その最寄りの大きな町、チェスターで前泊することにしました。

チェスター駅からタクシーでホテル「ミル・ホテル&スパ」へ。
ネット予約だったのでロケーションがいまいちわかっていませんでしたが、
チェックインしてみると、なんとホテルが運河をまたいでいるではないですか!
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旧館と新館をつなぐ橋の下がシロップシャー・ユニオンShropshire Union運河。
なんとも素晴らしい場所に建つホテルです。

家族はみんなホテル内のプールに行ってしまいましたが、
時差ボケがまだとれない私はしばらくベッドで横になっていました。

が、このまま転がっているのももったいないので、
運河沿いを歩いてみます。
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ホテルから数分の所にはムーアリング(係留所)が。
町の中心部に係留スペースが確保されているというのが、
イギリス運河の素晴らしいところです。

5分ほど歩くと、パブがありました。
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ロックの近くにあるわけではないのですが、
ロンドンのパィントン・ベイスンで見た店と同じように、
運河パブの代表的なネーミングになっています。

こちらで、まずは初IPAを。
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夕方、といってもまだ日が高い夏のイギリス。
運河沿いを散歩することにしました。
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道路橋の下を運河が通ります。
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ノースゲート・ロック。
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複数のロックゲートで1つのロックを形成する「ステアケース(階段)」型。
ここは3段で、ゲートは4枚。
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ステアケース、または独立したロックが連続しているものを「フライト・ロック」ともいいます。
まさに船が空を飛ぶという感じに見えるからでしょう。

ロックの先はタワー・ワーフTower Wharf。
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ムーアリング(係留)スペース。
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ドックなどの設備もあります。
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このまま運河を進めば、エレズメア・ポートEllesmere Portですが、
分岐点からディー川River Deeに出ることも物理的には可能。
ただ、ディー川は急流なので、ナローボート向きではないでしょう。

ロックで、これだけの水位差があります。
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ワーフにあるパブ、テルフォード・ウェアハウスTelford Warehouse。
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入る時間はありませんでしたが、
かつては倉庫で、棟下のトンネルのようなスペースに入ったナローボートに、
直接荷を下ろしていたものと思われます。

水辺には住宅も。
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トゥパスTowpathというネーミングが、運河らしい。

一部、運河から入れ込んだスペースがマリーナのようになっていました。
この住宅に暮らせば、係留する権利が得られるのでしょうか。
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運河の次は、チェスター城の城壁の上を散歩します。
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30分ほど歩いてディー川河畔に到着。
すでに営業時間は終わっていましたが、
パドルボートや遊覧船など、いろいろなタイプの船で遊べるようです。
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カヌーのグループが練習していました。
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この日の夕食は、私の強い希望により、ドネルミート&チップスDoner Meat & Chips。
中東料理のドネルと、イギリスのチップス(フレンチフライ)の、
見事なまでのミスマッチ・コラボ(笑)
ジャンクな味が魅力的です。

家族は、それぞれ別のものを注文しました。

ホテルの部屋に帰った後、夏の長い日を味わうために、1人1階のパブへ。
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一夜明けて旅行4日目。
いよいよナローボートに乗り込む日です。

朝食は、ホテルのブッフェ。
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今回の旅行は、行き帰りのロンドンは友人宅泊なので、
ホテル泊はここだけ。

イギリスならではの「イングリッシュ・ブレックファスト」も、
このホテルが最初で最後です。
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朝食が済んで、チェックアウト。
荷物をフロントに預けて、昨日見られなかったチェスター大聖堂などを見学。
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チェスターの中心部は、にぎわっていましたね。
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ランチは、今度は長男の希望により、マクドナルド。
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ジャンク好きの血は、遺伝なのかしら?

この後、、いよいよ運河の旅に向かいます。

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# by narrowboat | 2017-08-23 21:46 | 2017年家族ナローボート旅行 | Comments(0)
イギリス運河の「ベイスン」とは、
係留所Mooringよりも大きく、マリーナMarinaよりも小さな港。
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鉄道のパディントン駅の裏手にあるパディントン・ベイスンは、
かつては鉄道とのリンク、荷物の積み替え港でしたが、
長い間放置され、最近になって大規模な再開発が行われてきました。
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ベイスンの行き止まりあたり。
イギリスにしては高層のマンションやオフィスビルが建ち並びます。

ロック(閘門)はないのですが、「ロックハウス」という飲食店も。
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3年ぶりにベイスンに来てみての新たな発見は、
ナローボートの係留所という機能以外に、
水の上での「遊び」がいろいろ導入されていたことです。

ウォータータクシーの乗り場。
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もう夕方だったので現物は見ていませんが、
リトルベニスLittele Veniceまで行くようですね。

このタクシーと同じ会社が運営しているデイハイヤー、Go Boat
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自分で操船するセルフドライブで、
近くをぶらぶらとクルーズできるようです。

ボートはこんな感じ。
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オフィスには、ナローボートが使われていました。
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ちょうど帰ってきたボートがいましたので、動画撮影。

日本でも最近流行の兆しがあるサーフボート型のカヌー、
SUP(Stand Up Paddle)もできます。
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そしてこちらは手漕ぎボート。
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リトルベニスのほうにさらに歩いていくと、
巨大なビルが建築中でした。
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さすが元グレートウエスタン鉄道の本拠地、
パディントンだけあって、名前も「ブルネル・ビルディング」。

ベイスン一帯のビル建設は一息ついたのかと思っていましたが、
まだまだ新しい物件ができるんですね。

工事現場のフェンスには、ベイスン一帯で行われているイベントなどが写真付きで紹介されていました。
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パブやカフェのテラス席も気持ちよさそうでしたが、
この日は肌寒くて、自分では入る気がしません。
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近未来的なビルディングと、産業革命時代の倉庫群。
このミスマッチ感が、都市部の運河の魅力ともいえます。
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高架道路の向こうがリトルベニスですが、
その直前は、緑の藻で水面が覆われていました。
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そしてこちらがリトルベニス。
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カムデンCamdenとを結ぶ水上バスの運航も時間的に終了していて、
ひっそりとしています。

そんな中、私も見たことがないトリップボートがやってきました。
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この日は、ロングフライトで疲れた体と頭で、
小1時間、歩き回っただけでした。

パディントン・ベイスンはこの3年間で、
ハード的なものはそれほど変わっていなかったですが、
ナローボートにこだわらない、運河の遊び方が提案されていたのが印象的です。

ただ、後日購入したナローボートの専門誌
”Waterway's World” を読んだら、
デイハイヤーの不慣れな操船で、接触などの事故も増えており、
対策が必要だ、
とする投書が掲載されていました。

陸の上だけではなく、水の上も人口密集地帯のロンドンですから、
このあたりの調整が現在課題となっているのかもしれません。

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# by narrowboat | 2017-08-21 03:19 | 2017年家族ナローボート旅行 | Comments(0)
2017年8月、家族でナローボート旅行に行ってきました。
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2011年にも行っているのですが、
その時はナローボートガイドにお世話になったので、
純粋なハイヤー(レンタル)ボート利用は今回が初めて。

前回は保育園だった長男も今は小学6年生になり、
中学校に入ると家族旅行も難しくなることから、
思い切ってイギリスに旅立つことにしました。


6年前はJALの韓国発券を使ったため、いったんソウルに行きましたが、
今回はタイ航空の成田発便を利用。

成田~バンコク、バンコク~ロンドンともにオール2階建てのA380。
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タイ航空のA380は、成田発着、しかもキャパシティが大きいこともあり、
羽田発着便に比べて予約が取りやすく、航空券も安いようです。

往路は、2フライトとも2階席を確保。
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タイ航空のA380は、1階席がオールエコノミー、
2階席は前からファースト、ビジネス、エコノミーとなっていて、
エコノミーは座席数も少なく、こぢんまりとしていて、落ち着けます。

出発は、関東地方にゲリラ豪雨が来襲した日でしたが、
その中をA380は離陸します。

機内食は、タイ料理のグリーンカレーをチョイス。


バンコク到着は深夜。
タイの隣国、ラオスへは頻繁に訪問している私にとって、
バンコクのスワンナプーム空港は見慣れた場所ですが。
久しぶりの外国と、読めないタイ語に興奮した長男が撮影した動画。


乗り継ぎ時間が結構あったので、カフェで時間つぶし。
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それでも深夜のトランジットで、子供たちはベンチで爆睡。
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無理やり起こして飛行機に乗せ、ロンドンに向けて離陸です。


バンコク→ロンドンは12時間の長丁場。
さすがに映画を見る気力もほとんどありません。

機内食の1回目はタイ料理のガパオ。

私の隣に座った次男は、食事時間も爆睡でしたが。
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ロンドン到着前の朝食は、オムレツ。
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窓から、朝のテムズ川が見えてきます。
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この、テムズ川に沿ったアプローチが大好きな私。

ヒースロー空港に着陸します。


乗り換え時間も併せて20時間以上のフライト、
それにも増して辛いのがヒースロー空港の入国手続きの列ですが、
がまんしなければなんともなりません。
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ようやく入国し、地下鉄に乗って、私の友人トミーさん宅へ。

こちらのブログで知り合った日本人のSさんの縁で知り合ったトミーさん。
アイルランド系で、現在は退職して、ロンドンの便利な場所にお住まい。
以前も何回か泊めてもらったことはあるのですが、
今回は図々しく4人でお世話になることになりました。

一休みしてから、トミーさんのお勧めもあり、
今だかつて乗ったことがない「ロンドン・アイ」で上空からロンドンを見学です。

雨模様で、視界はよくないですが、
ウエストミンスター周辺はよく見えます。

疲れている子供たちを無理して連れて来たこともあり、
ここから妻と子供はトミーさん宅に直帰。

ただ私は、久しぶりにパディントン・ベイスンを見たくて、途中下車します。

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# by narrowboat | 2017-08-18 22:42 | 2017年家族ナローボート旅行 | Comments(0)

ボーターも納税者?

久々の更新になります。

仕事では、アジア某国のガイドブック編集作業が終わり、
次のステップに進むべく、画策しているところです。

詳細は、追々、このブログでも紹介させていただくかもしれませんが、
中でもどうしても避けて通れないのが「お金」の話でした。

そこで、ふっと思い出したのがの税金の話題です。

雑誌の記事か自著かどこかで、かつて、
「ボーターに住民税はかからない」
と書いた記憶があります。

住民税がない、というのは、私もどこかで聞きかじったはずなのですが、
今回、改めてナローボートガイドのブラウン淳子に聞いてみました。

すると、話はそんなに簡単ではなかった・・・・・(笑)


まず、ボーターとは、広義にはナローボートに乗っている人すべてですが、
ここでは、自分のボートを持っている「オーナー」で、
しかも普段の生活もボートの上、という人を想定します。

しかし、それらボーターがどの「ライセンス」、
許可証を持っているかで、税制も異なります。

まず、ボーターには大きく2つのライセンスがあります。
ひとつは、コンテニュアス・クルーザーズContinuous Cruisers、
直訳すれば「継続的に航行している人」。

いまひとつが、レジデンシャル・ボーターズResidential Boaters、
「居住しているボーター」。


「コンティニュアス」の方々は、
ビジター・ムーアリング(来訪者用短期係留所)にボートを停めつつ、
移動を繰り返していきます。
ビジター・ムーアリングはほとんどの場所で無料ですが、
係留期間が24時間とか、72時間とか、決められているので、
それを過ぎたらどこかほかの場所へ移動する必要があります。

一方「レジデンシャル」はというと、
彼らはマリーナとか、レジデンシャル・ムーアリング(居住者用係留所)を確保している、
すなわち係留にお金を支払っていますので、
気が向いた時だけクルーズすればよいだけです。
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このボートなど、陸と「接続」されていて、動く気なし(笑)、
というか、これでもボートなんですかね?

そこで税金はというと、
「コンティニュアス」は非課税、「レジデンシャル」は課税、ということになります。

もちろん、これは住民税のこと、
イギリスではカウンシル・タックスCouncil Taxと呼ばれますが、
その話です。

話はそれますが、もちろんイギリスにもほかの税制はいくつもあって、
何かしらの所得があれば所得税、
また買物をすれば、20%と高額な付加価値税(VAT=消費税)を支払うのは、
ボーターでも誰でも同じです。

さらに脱線すると、イギリスはサラリーマンも個人事業者も、
もちろん法人(会社など)も、みんな各々が確定申告しますので、
サラリーマンでも納税意識は日本よりかなり強い、と言われていますね。


話を元に戻すと、レジデンシャルのボーターは、
地面に住んでいる人々と同じように、住民税を支払うわけですが、
ボートは、不動産として「一番低い評価額」なので、
住民税も最低でいいんだそうです。

「あれ?」
と思った方は、日本でも納税意識の高い方かもしれません(笑)

日本の住民税は、所得に対する割合でその金額が決まりますから、
住んでいる家や土地、エリアとは関係ありません。

四畳半アパートに暮らしていても、高額所得者であれば住民税は高くなり、
豪邸暮らしでも所得が少なければ安く、場合によっては非課税になります。

一方、イギリスの住民税は、住んでいる家、エリアの評価で決まるのだそうです。
値段の高い家や場所に住んでいる人のほうが税額が高い、
これは日本の固定資産税に似ていますよね。

住民税に関するイギリス政府の説明はここにありますが、
参考までに、運河都市でも知られるバーミンガムの住民税表がこちら
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域内がさらに3つのエリアに分かれており,
それぞれA~Hの8つの「バンド」、税額帯が設定されています。
ナローボートは一番安い「A」ということになります。


ところで、「コンテニュアス」のライセンス・ホルダーの中には、
春~秋のオンシーズンは運河をクルーズし、
冬場はボートを置いて、フランスやスペインの別荘で暮らす、
という優雅な生活を送っている方々も少なくないようです。

ほとんどは年金生活者で、
年金のほか、陸の上に持っていた家を貸して家賃を得ながら、
ボートと別荘の往復生活を楽しんでいるのだとか。

そんな層を狙って、冬場だけボートを預かる、というビジネスもあります。
オーナーが不在の数ヶ月間、ボートを係留できるという契約をマリーナと結ぶのです。

すると、冬季はボートがマリーナにあるわけですから、
レジデンシャルと同じように住民税かかかりそうですが、
イギリスでは住民税が課税されるのが、居住期間3ヶ月以上となっているそうで、
それ以内なら非居住者として住民税はかかりません。

なんか裏技っぽいですよね。


ただ、最近問題になっているのは、
「コンティニュアス」に登録していながら、
ビジター・ムーアリングに期限を越えて長居したり、
河岸を独占したりするボーターが少なくないことです。
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特にロンドンでは、市内の職場に通っている、
すなわち「居住」しているにもかかわらず、
住民税逃れのために「コンティニュアス」で登録しているボーターが多くいるようです。
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さらに、彼らの中には、最近流行のAirbnbなどでボートを貸し、
収入を得ようとしている輩も少なくないとか。

困ったものですが、日本でもイギリスでも、
はたまた陸でも水でも、
なんとかして税金を逃れようとするEvader(脱税者)はなくならないんでしょうね。


そんなわけで、私も正しい申告と納税を心がけるようにしたいものです。
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# by narrowboat | 2017-05-25 12:28 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)
2016年末にラオスへ1か月ほど取材旅行した帰り、
バンコクに寄って、運河のボートを見つけました。

バンコクは3年ぶりで、その間にBTS(高架鉄道)が延伸されており、
鉄道好きとしてはその区間に乗ってみようかと、
終点のバンワーBang Wa駅で下車しました。

すぐに折り返すつもりだったのですけど、
駅内に何やらインフォメーションセンターのようなものがあります。
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座っていた係員に聞いてみると、
ここからボートの路線が接続しているというではないですか!
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これは見逃せない、と、地上に降りて船着場を探します。c0027849_22295019.jpg

こういう標識はあるんですが、船着場らしきものはありません。
その向こうに、タイ語のみですが、また「船着場」の表示がありました。c0027849_22355592.jpg

矢印に沿って進むと、高架道路の下。
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金網から出てきた野犬に吠えられたりして、不安になりながら歩きます。

BTSの駅から徒歩5分ほどで、船着場が見えてきました。c0027849_22402508.jpg

時刻表はこちら。
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一番上が平日朝、二番目が平日夕方、一番下が土休日の時刻表。
平日は朝と夕方だけ、ということは、通勤通学客をターゲットにしているのでしょう。
またこの時刻は、路線両端の船着場のこと。
つまり、途中で乗り降りする人は、時刻を推しはからなくてはなりません。

15分ほど待つと、ボートがやってきました。

船着場P15、ペットカセム69Phetkasem69行きです。

バンコクの運河ボートは、ほかの運河で何回も乗っていて、
その時の船はこんなタイプ。
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タイらしくてよいのですが、しぶきがかかって大変なことになりました。
一方、こちらパーシーチャルーン運河のボートは今風で、
窓も付いているため、その心配はなさそうです。

操舵席の真後ろに陣取ります。
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乗船して間もなく、車掌(船掌?)が運賃の回収に来ました。
1人15バーツ。

車掌は3人乗船しています。
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BTSにも使えるプリペイドカード「ラビットカード」もOK。c0027849_1634984.jpg

座席はこんな感じ。
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定員は40名だそうです。

船内ではWiFiも使えると書いてありますが、
接続はできませんでした。
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進行方向にカメラを向けます。


途中、カヌーらしき船とか、
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子供たちの水遊びも見ました。
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こういう物販&飲食ボートを見ると、
バンコクはまだまだ水の都という印象を強く受けます。


川に下りる階段が付いた家屋。
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さらに細い運河へのジャンクション。
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まさに毛細血管のごとく水路が張り巡らされているのです。

反対方向へのボートとすれ違います。

すれ違ったのは、結局この1艘だけだったので、
時間帯にもよりますが、上下各1艘で運航されているようです。

工事用の資材もボートで運ばれています。
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まだ認知度が低いのか、途中での乗降はほとんどありませんでしたが、
ワット・ニマノラディ船着場で、一組の下船と、別の一組の乗船がありました。


終点のP15、ペットカセム69船着場に到着。
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先の路線図には、近くにメガスーパー「ビッグC」があるように描かれていましたが、
船着場からその姿は見えません。
帰りの船の時刻もあるので、周辺のコンビニで飲み物だけ購入して、
船着場付近を散歩しました。

ここには、ベイスンBasin(船だまり)もあり、
運河ボートと同じ形のものが浮かんでいます。
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帰りのボートが船着場に現れました。
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こんな作業船があるということは、
定期・不定期に浚渫作業も行われているようです。
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川沿いで作業をする人も、船を使っていました。
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このボートは、かなりたくさん乗れるようですが、
何に利用されているんでしょうか?
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橋げたに括りつけられたハンモック。
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勝手にやっちゃうところが、いかにもタイらしい。

BTSバンワー駅近くの船着場P4に到着します。


日本に帰ってからネットでみつけたこのサイトなどによると、
パーシーチャルーン運河のボートは2014年からあったようで、
2016年4月に、新しい大型のボートが投入された、というのが経緯みたいです。

昔乗った運河ボートに比べると、速度がやけに遅く、
まさにイギリスのナローボート程度なのがとてもよかったのですけど、
これは、GPSで管理されているからのようですね。

友人からの伝聞ですが、バンコクの中央駅にもあたるフアランポーン駅から、
運河を経由してチャオプラヤー川まで行くボートもはじまったとか。

水路の有効活用という動きは、日本だけでなく、ここタイでも始まっています。

(タイ語のみですが、フェイスブックページもあります)

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# by narrowboat | 2017-01-14 18:24 | 海外の運河・河川 | Comments(0)

米子、松江の内陸水路

折りたたみ自転車を持って、山陰を旅したときのレポートです。

大橋川にあった神社。
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船で参拝するんでしょうね。

天神川沿いを、自転車でゆっくり走ります。

無粋な柵もなく、水辺がとても近く感じます。
長い間、川と親しんでいた地域なんでしょう。

松江市内の堀川巡り。
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時間がなくて乗れませんでしたが、いつか体験したいですね。
川沿いのカフェも、よい感じでした。
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翌朝、米子市内を1時間ばかり回りました。
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知らなかったのですが、米子にも掘割っぽいところがあるんですね。
地図には旧加茂川とあります。

おもしろいのは、お店や住居が、
自分専用の橋を架けているところです。
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かなり寂れているエリアではありますが、
ちょっと工夫すれば、人が集まりそうな感じです。

現在でも、夜には賑わう場所なのかもしれませんが・・・・・。
複数のバーが入居している、川沿いの古いビルは、
トイレも共同です。
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遊覧船もあるんですね。
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この先は、中海に通じています。
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川に向いている蔵の扉は、船への荷下ろしをしていた時代を偲ばせます。
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再び松江へ。
宍道湖北岸をサイクリングしていて立ち寄った「松江イングリッシュガーデン」には、
宍道湖に向いた船着場がありました。
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宍道湖はシジミ漁で有名ですが、
松江中心部から船でこの庭園を訪問することができれば楽しいですね。

自転車のブログでは、もっと詳しく書いていますので、こちらもどうぞ!
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# by narrowboat | 2016-11-29 20:45 | 日本の運河と川 | Comments(0)
築地市場の移転問題で、何かと話題に上る豊洲ですが、
新市場予定地に近い場所にある「ららぽーと豊洲」。

ここには、かつて石川島播磨工業(IHI)のドックがありました。
IHIの本社は、現在もららぽーとの近くにありますが、
ドックは不要ということで、ショッピングモールに生まれ変わります。

でもドックの面影は残したい、ということで、
建造物を一部残して、水上バスなどの発着場にしています。
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豊洲周辺は埋立地エリアなので、その間に運河ができることになります。
先日記事にした扇橋ロックがある小名木川、
そして豊洲周辺はいずれも江東区にあり、
これが「江東デルタ地帯」と呼ばれるゆえんです。

本当なら船でこのあたりを移動したいところですが、
豊洲エリアにはシェアサイクルもあり、これがなかなか便利。

私も会員になっているので、自転車で運河探検に出かけてみます。
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豊洲六丁目公園のデッキ。

しばらく走ると、対岸にこんなに大きな看板が。
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「係留禁止」だけでなく、「駐車禁止」に「自転車乗り入れ禁止」。
水辺に限らず、日本は「禁止」が大好きですよね。

禁止はいいのですが、それならどこに留めればいい?
というのが素朴な疑問。

禁止する一方で、係留スペースを確保すべきだと思います。

この看板のすぐ近くには、立派なジェティ(浮き桟橋)があるんですがね。
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船はまったく留まっていません。
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これは、水陸両用バスのスプラッシュポイントだと思われます。
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市場移転だけでなく、オリンピックの競技会場問題でも注目されている東京の水辺なんですが、
4年に1度のイベントでどう使うかより、
日常的な有効活用にもっと目を向けるべきではないでしょうか。
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# by narrowboat | 2016-10-20 18:29 | 日本の運河と川 | Comments(0)
NHKのテレビで、隅田川で行われている「風のテラス」というイベントが紹介されていたので、
自分でも見に行ってみました。c0027849_10222749.jpg

浅草の吾妻橋、水上バス乗り場と接した河岸の遊歩道に、
「ほおずき市」でもおなじみのガラス風鈴をたくさんかけ、
その下には小さなベンチも設置して、涼んでもらおうという趣旨だそうです。

確かに、これだけの風鈴が風にそよげば、清涼感が増すでしょうね。


テラスでは、ヨガ教室や、ウルトラヒーローショーなんかもやったようです。
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また、マリンスポーツの体験会も開催されたとのこと。
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簡単な食事を提供する屋台も。
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しかし、かなり限定的なエリア、期間でこのようなイベントをやっても、
どれだけ水辺への関心が向くのか、疑問です。

主催している組織は不明ですが、
どうやら東京都、またはその関連団体、
つまり「上」からのイベントみたいです。
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このあたりが、水辺利用の促進が市民の側から出てきて、
行政のほうを動かしている大阪との違いですね。

もちろん、どちらから動いてもかまわないのですけど、
川なり、水辺なりに継続的に関心を持たせるためには、
このような単発イベントの効果は薄いでしょう。

私的には結構好きな松下奈緒をキャラクターに選んだことは評価しますが(笑)
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会場前に、水上バスが着岸します。


小さなタンカーが、川下へ向かっていきました。


最近なにかと話題の東京都、
新しい知事には、都民の水辺への関心をさらに高める努力をしてほしいものです。
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# by narrowboat | 2016-10-06 10:28 | 日本の運河と川 | Comments(0)
今年の夏も、扇橋ロック(閘門)の一般公開に行ってきました。

東京の隅田川と荒川を東西に結ぶ小名木川は、
江戸時代に徳川家康の命により掘削された水路、つまり「運河」。

扇橋ロックは、その小名木川にある唯一の閘門です。
といっても、江戸時代からロックがあったわけではなく、
戦後、埋め立てなどによる水位の変化で、ロックを作らざるを得なくなったようです。


扇橋ロックの一般公開は2013年に始まりました(私の記憶によれば、ですが)。
夏休み期間中の土日、期日を限って敷地内に入ることができます。
その初回から、毎年私は見学に行っていますので、今年で4回目になります。

※過去のレポートはこちら。

今年は、公開最終日に行くことができました。
清澄白河駅から、小名木川沿いをぶらぶら歩きながらロックを目指します。
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この黄色いフェンスは不法係留を防止するためのようです。
おそらく、写真に写っているボートは不法係留なんでしょう。

でも、禁止するより、有料でも係留場所を設置するほうが、
行政もユーザーもハッピーだとは思わないんでしょうかね。








小名木川沿いをロックに向かって歩いている時に出会ったカヌーのグループ。




ロックの入口に到着。
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日曜日の午後とあってか、船の通過は頻繁にありました。
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オペレーションが始まります。



停電時にポンプを動かすための非常用エンジン。
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ゴムボートで上陸し、その後ロックの見学をした家族連れグループ。
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操作室の見学も、例年通りさせてもらいました。
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何年か前、船が全く通らなかったこともあって、
注排水だけをしてくれるという大サービスがありましたが、
今年は通過があったので、その必要もなかったようで。


1日3回、係員によるロックの説明が操作室内であるのですが、
今回の担当者、発音が聞き取りにくいばかりか、
東京の治水事業について長たらしい解説をダラダラやるものだから、
途中で退出してしまいました。




このロックの必要性を説くのであれば、
ビジュアル素材を使うなど、もっと工夫が凝らされてもいいはずです。
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「東京のパナマ運河」
というキャッチフレーズも、いい加減どうにかしたほうがよいのでは。
パナマ運河のシステムをみんながみんな知っているわけではないのですから。

毎年、毎度、お役所仕事だなぁ・・・・・
とあきれつつ、それでも来てしまう私も相当な「カナルマニア」です。

帰路、さきほどのゴムボートが、ロックに入っていきました。

私は、また清澄白河までぶらぶら戻って、
このあたりでは有名な居酒屋さんで仕上げです。

この店がある限り、来年も一般公開に来るでしょう(笑)

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# by narrowboat | 2016-09-05 10:40 | 日本の運河と川 | Comments(0)