イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


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大阪の水路

 大阪の水路に風雲急(?)な動きがあるというので、出張のついでに見に行くことにした。

 日本における水路といえば東京(江戸)が有名ではあるが、江戸の水路は江戸時代になってから掘削されたもの。大阪の水路は、それに先立つ時代から存在しているのでから、こちらが先輩である。ところが現在では、東京以上(以下か?)にその存在意義が忘れ去られている。

 せっかくある水路を使わない手はない。そう考えるのは世の東西を問わない。大阪では水都OSAKAという団体などが主体となって、いろいろなイベントを仕掛けているようだ。
 が、まずは大阪の水路ネットワークを知らねば! ということで「大大阪クルーズ」に参加する。大大阪クルーズとは、ダイビルにオープンした喫茶店「大大阪」をプロデュースするアート&クラフトのYさんが船長となって運航している小型ボートのクルーズのことで、中ノ島の堂島川から東横堀川を南下し道頓堀川、そして木津川を北上してスタート地点の中ノ島に帰ってくる約1時間半の旅だ。

 当日、夕方まで名古屋で仕事があったカナルマニアは、新幹線に飛び乗って大阪へ。在阪の友人Yさんとその友人2名、計3名と共に堂島川にかかる水晶橋でYさんを待った。
 指定された集合時刻を少し回ったとき、川の向こうからライトを照射しながらボートがやってきた。Yさんの操縦するRobbia号だ。c0027849_19581368.jpg

 桟橋から乗船し、早速出航する。
 まず堂島川から東横堀川にかけては、東京と同じく高架道路が川面を覆い、圧迫された感じだ。河岸も高い堤防に阻まれ、外の様子を知る由もない。
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 しかし道頓堀川に入ると様相は一変する。特に「ひっかけ橋」とも呼ばれる戎橋周囲は、最近になって川にかなり近い高さに遊歩道が設置され、かつてのドブ川的なイメージから完全に脱却した。このクルーズは夜なので、ネオンサインに照らされた道頓堀川を下から見上げるという、これまででは考えられないレアな体験ができるのだ。
 そこから先、なんばに完成したのが湊町リバープレイス。ここにも大きな桟橋があり、「なにわ探検クルーズ」の発着点になっている。c0027849_1959196.jpg

 クルーズは、道頓堀川と尻無川、そして木津川が交差する四差路を右折し、大阪ドームを左手にみながら北上する。このあたりは周囲が暗いが、再び中ノ島を見るあたり、堂島川と土佐堀川の分岐点には大きなはしけなどが係留されており、まさに『泥の河』を髣髴とさせる風景である。ちなみに対岸は大阪中央卸売市場で、築地と同じく、おいしいすし屋さんなどが軒を並べているそうだ。

 水晶橋に戻ったあとも、Yさんの計らいで大阪城などの見学もさせてもらえたわたしたち。それにしてもYさん、観光ガイドでもないのに水辺に何があるのか、知り尽くしている。彼女は勉強したわけではなく、自分で興味を持って調査しているうちに、自然に頭に入ったのだそうだ。丸暗記ではない、有機的な解説は、彼女が体で感じた大阪の水辺そのものなのである。

 大大阪クルーズは現在、毎週金曜日の19:00と20:30の2回出航している。1艘12000円。ちょっと高いような気はするが、4人で使えば1人3000円だ。別にうまくもない居酒屋でも1人3000円などすぐ、そして道頓堀の夜景を考えれば、この料金は至極妥当だと思う。
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# by narrowboat | 2005-06-08 20:00 | 日本の運河と川 | Comments(3)
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 人が船で暮らす理由はなんだろうか。経済的な理由など、意に反して水の暮らしを選ばざるを得ない人も、世界にはまだ多いかもしれない。しかし、少なくともイギリスなど先進国であえてボートに住む人は、陸の生活から一歩はなれた場所での暮らしに何かしらの魅力を感じているのだろう。“日”という概念から逃げ去りたいのかもしれない。
 今回取り上げる『河岸忘日抄』で主人公として登場する「彼」は、知人の老人から住居として船を借り受ける。川に浮かぶ、住むための船。別に陸の家でもよかったはずだが、「彼」は大家の申し出を受け、ひとときの水上生活者となるのである。
 場所の設定はフランスで、多分、パリのセーヌ川であろう。私はまともに観察したことはないので詳しくはないのだが、セーヌ川は海とつながっており、もちろん船で進入することも可能である。かつてワイン樽の輸送で使われていた1艘のボート。町の日常に触れているようで触れていない微妙な「河岸」という空間に身をゆだねながら、「彼」は毎日レコードの鑑賞や読書にふけるのである。
 陸と水の関係は、ナローボートをやっている者なら覚えが必ずあるはずである。岸から見れば、狭い運河での暮らしなど陸の生活と大して変わらないようにも見える。しかしボートの甲板に数分でも足を乗せたとき、そこが陸とはまったく別の世界であるという感覚になったことがないだろうか。それはまた、陸と隔離された別世界、たとえば大海原とか宇宙とかではなく、陸の暮らしを捨てきれないという独特の未練がましさをほのかに匂わせている。
 ボーターであれば思わずうなずいてしまうフレーズもある。
「定められた目的地までの到達時間をいかにはやめ、事実上の距離をいかに縮めるか。到達の過程の面白さよりも段取りのよさを求められたとき、彼は居場所を失う」(P.69)
 「彼」には夢もあった。それは「大型の平底船が通過できない旧い運河の閘門で番人をつとめること」(P.139)。小さなロックの傍らで「彼」は「こぢんまりとしたレンガ造りの家で暮らしながら、ときどき通る船暮らしの人々と挨拶をかわす・・・・・・高低差が解消された水の道を無事にたどっていく船を見届け、退出しなければならない通行記録をつけてしまえば、あとは自由な時間がたっぷり楽しめる」(同)
 閘門の番人、ロックキーパーという職業には私も憧れがある。日がな運河を眺めながら、時折通るボートのためにロックの操作を行っていればいいのだ。それを実感したのはアイルランドの運河を旅した2000年のことだった。アイルランドではまだロックは全てロックキーパーが操作することになっているのだが、彼等は貸与されたロック沿いの家に住み、私たちボーターに朝食まで振舞ってくれた。もっとも、BW(ブリティッシュ・ウォーターウェイズ)の一職員でしかないイギリスでは、キーパーたちもロックワーク以外の雑務に忙殺されているのかもしれないが。
 しかしながら「鉄の門ふたつに区切られた閘室の時間を生きる」(P.140)ことは、陸の生活を断ち切れそうで断ち切れないボーターの微妙な心理に共通するものがある。
 著者の堀江敏幸氏は三島由紀夫賞も芥川賞も受賞した実力派作家。なんと私とほぼ同じ年齢だ。彼をイギリスにつれて行ったら、一体どんな「彼」をボートに乗せるのだろうか。
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# by narrowboat | 2005-05-30 18:11 | 運河の本、ビデオなど | Comments(0)
 これまで3つのハイヤーカンパニーを紹介してきました。大手ではもうひとつ、バイキング・アフロート社があるのですが、実は私、この会社だけは利用したことがないのです。評判はよい会社なのでいずれ使ってみたいと思いますが、詳細はホームページで確認してみてください。

 さて、これらの会社からどこか1社を選ぶことから運河の旅ははじまります。ですが、ハイヤーカンパニーのベースは、レンタカーほど多くはありません。
 レンタカー会社なら、ある程度の大きさの町にはエイビスもハーツもあるでしょう。もしどちらかの会社のマイレージなどがあれば、自分で好きに選ぶことができます。こちらに選択権があるわけです。
 しかしハイヤーカンパニーはそうはいきません。場所が決まってしまえば、会社もほぼ自動的に決まります。大雑把に言えば、1つの場所に1社しかないのです。こうやってハイヤーカンパニーの良し悪しを論じても仕方がない、と言えなくもないでしょう。
 しかし、こと初心者の方に限ってみれば、予約から続く一連の事務手続きを含めて、大きな会社のほうが安心感があるというのも事実です。ですから、逆に大手ハイヤーカンパニーのベースからクルーズのルートを考えるという方法をおすすめします。

 では小さな会社は信頼が置けないのか?
 決してそんなことはありません。私たちが利用したハイヤーカンパニーで、「これはハズレ!」と思わせるような会社はこれまで1社もありませんでした(イギリス国内のみ)。最近はどんな会社でもホームページを持っていますから、情報収集という点では大手に遜色ありません。
 しかしながら、私たち日本人も含めて海外の利用者が多い大手には、事務手続や現場での対応に一日の長があります。そういった点で、「まず会社から」というアプローチからナローボートの世界に入ってみてはいかがでしょうか?
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# by narrowboat | 2005-05-20 20:23 | ナローボートの旅マニュアル | Comments(0)
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 莫大な財産を残して志望した王室御用達弁護士。その相続人となるべきいとこ同士がテムズ川をボートで下る。ボートがシップコート閘門(ロック)にさしかかったとき、ボートの中で1人が死体となって発見された。被害者はいとこの1人、そして犯人はもう1人の方なのか?
 私自身は詳しくないのだが、ミステリーの世界には「クラシック・ミステリー」というカテゴリーがあるそうだ。ざっくり言うと、アガサ・クリスティような古典探偵ものということらしい。この本の作者ノックスもその範疇に入る1人なのだそうだ。
 ミステリーなのでネタばれはご法度、というか批評するほどの知識もないので、舞台となったテムズ川のシップコート・ロックについて調べてみた。ところがそんな名前のロックは存在しない。近くにあるはずのシップコート鉄道駅もない。つまり、地理的なシチュエーションもすべてフィクションということになる。
 ロックでボートやキーパーがどんな行動をするのか、その描写はよくできている。河川の場合はロックと平行してウィア(堰)が設けられており、手漕ぎボートでそこを引きずって通過しようとする場面などもあるのだが、本物のウィアの水流を見たとき、果たしてそれが可能なものか? もっとも、罪を犯そうという人にとっては、滝のように流れる水の中をこぐことくらいなんでもないのかもしれない。
 ひとつ気になったのは「平底舟」というボートの登場だ。原文はおそらく「バージBarge」となっていると思われるのだが、イギリスの運河において「バージ」と「ナローボート」はほぼ同義に使われることが多い。トリックの謎ときに大きなカギともなるこの平底舟、だとしたらナローボートではないか、と思ったのだが、読んでいくとそうではないらしい。櫂(オール)で漕ぐシーンが書かれているからだ。つまり「底が平たい手漕ぎボート」というものがあることになる。
 船というものは、底がとがっていると操作性がよくスピードも出るが安定性が悪い。逆に平たいと、機敏でなくなる代わりに安定する。日本の公園の池のボートは総じて前者だが、「底が平たい手漕ぎボート」というのはイギリスの湖水地方で見た記憶がある。だがそんなボートを「バージ」と呼ぶだろうか?
 う~ん、これ以上は追及のしようがないので、ひらめいた方はメールください。
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# by narrowboat | 2005-05-19 19:59 | 運河の本、ビデオなど | Comments(0)

鉄道は運河の敵か?

c0027849_16335837.jpg 18世紀後半、イギリスには運河ネットワークの建設が始まった。だが程なく鉄道が発明され、運河は衰退してゆく。
 これがよく伝えられている運河の盛衰史である。運河が輸送の主役をはずされたのは鉄道だけが原因ではないのだが、その話はさておき、『イギリス鉄道のはなし』はまさに運河から鉄道にモードが移り変わっていく時代を中心に書かれた鉄道の本である。
 なぜここで鉄道の本を紹介したかというと、イギリスにおいては鉄道の歴史を語る上で運河抜きには語れないからである。イギリスの鉄道は、日本と同様今はすべて私鉄だが、民営化される前は国営、さらにその前はやはり私鉄だけだった。平行したルートにも複数の私鉄が建設され、スピード競争にしのぎを削ったのである。この「民営」というのは運河も同じであり、イギリスの鉄道経営は、運河会社という経験があってこそ成しえたといってよい。その点で、この本を一読する価値はボーターにもある。
 そして注目すべきは、同書の「あとがき」にあった。著者の高畠氏は、なんと1957年にナローボートに乗ったことがあるというのだ。当時レジャー用のナローボートはまだわずかであったが、氏は「カラスのような黒一色」のボートでオックスフォード運河をクルーズしたことを記している。
 ボーターのマニアック度については私もコメントしていたが、鉄道のそれは運河の比ではない。「保存鉄道」と呼ばれるSLがイギリス全国に散らばっており、短い路線ではあるが、完全に動かせる状態で保存されている。運営に携わっているのはほとんどがボランティアで、車両の整備、駅員、さらには運転士までがアマチュアなのである。アマチュアといっても、もちろん、一定のトレーニングを積んでおり、そのあたりのプログラムをボランティア独自に設定しているのだそうだ。
 イギリスの保存鉄道については、また別の機会にこのメルマガでも紹介していきたい。
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# by narrowboat | 2005-05-06 16:56 | 運河の本、ビデオなど | Comments(2)

イタリアの運河

 法政大学大学院エコ地域デザイン研究所が主催するシンポジウムに行ってきました。今回は、所長の陣内秀信先生がお得意とされているイタリア。ミラノとピサから大学のスタッフが1名ずつ来日し、講演を行いました。
 c0027849_1722395.jpg 詳しい講演内容は研究所のページにアップされると思うので省きますが、イタリアって、街と街を結ぶ運河(河川)はあんまりないんですかね? 街の中に細かい運河が張り巡らされているのはベネチアなどでおなじみですが・・・・・・。「都市運河」ということでは、むしろ日本の東京や大阪に近いのかもしれません。
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# by narrowboat | 2005-04-14 17:23 | Comments(0)
c0027849_18523617.jpg ボーターにとってスランゴスレンは運河の終点、そしてポントカサステ水道橋の2つしか思い浮かばないかもしれないが、このキーワードで検索してみると、気になる本がヒットする。それがこの『スランゴスレン村の貴婦人』だ。
 『スランゴスレン村の貴婦人』とは、18世紀、祖国アイルランドを飛び出し、スランゴスレンで同居生活をはじめた比較的身分の高い女性2人のこと。女性同士が2人で一つ屋根の下に住むということが社会的に普通ではなかった時代、この2人は注目の的となった。今風にいえば「ルームシェア」とかいって女性同士が同居していてもさして興味の対象にはならない。しかしこの2人は、終生、つまり片方が死ぬまでいっしょに住んでいたのである。今でも、若いうちはともかく、どちらかが相方の臨終を看取るまで同居する女性同士(男性も)は珍しいだろう。
 この2人の生活は新聞などでも記事になり、あの詩人ワーズワースも2人の元を訪れるほどイギリス中で注目されたそうだ。もっとも、メディアが発達していなかった時代であるから、どれほどのものかは不明であるが。
 発行者カナルマニアがこの本を手に取ったのは、「スランゴスレン」の言葉もあるのだが、彼女らがここで暮らしたのがちょうど18世紀後半から19世紀にかけて、つまりスランゴスレン運河が開通した頃と一致していたからである。
 ということで、彼女たちが運河で旅をしたとか言う記述がどこかにないか読んでみたのだが、残念ながら見つかったのは、ワーズワースが2人と一緒にポントカサステを訪問したことくらい。しかし2人は、スランゴスレン運河沿線のチャークやエレズメアへも旅している。馬車を使ったことになっているが、なぜボートでなかったのか、気になるところだ。
 『スランゴスレン村の貴婦人』が暮らしたプラース・ネビスという邸宅は現存しており、見学も可能だという。私はスランゴスレンを数回訪問しているが、彼女たちのこともプラース・ネビスも知らなかった。次回は必ず足を運んでみようと思う。
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# by narrowboat | 2005-04-08 18:53 | 運河の本、ビデオなど | Comments(0)

アングロウェルシュ社

 ハイヤーカンパニー紹介の3社目はアングロウェルシュ社です。で、紹介しておいていきなりですが、この会社、いつも”倒産”の噂が絶えません(;^_^A なんでも経営者が変わってから無理な拡張を続けたのがあだになっているそうです。
 ではなんでこんな会社を紹介したかというと、倒産の噂がたってから何年も経つのに実際はまだ営業を続けていること、そしてベースが多くて便利なことがあるからです。
 ナローボートのハイヤーカンパニーは、大きい小さいとはいってもその規模はいずれも零細企業レベル。ですから、六本木ヒルズのIT企業のように大きな利益もない代わり、危機的な経営難ということもないようです。苦しくても何とか営業は続けていられるのでしょう。
 アングロウェルシュ社の強味は、なんといってもベースの多さ。なんと10ヶ所もあるので、エリア的なことはもちろん、どんなに混んでいるシーズンでもどこかは空いているボートがあるということが多いのです。

●アングロウェルシュ社のベース
・グレートヘイウッド
・ノーベリー
・トレバー
・バンベリー
・ニューミルズ
・ウットンウォェン
・ターデビジェ
・モンクトンクーム
・バース
・オックスフォード

 この中で利用が多いのはトレバーでしょう。なんといってもポントカサステ水道橋のすぐ脇にあるのですから。
 最初にネガティブな情報を疲労した割には、私はこの会社のボートを一番多く使っていて、トレバー、ウットンウォウェン、バース、ロワーヘイフォードで利用しました。このうちロワーヘイフォード(オックスフォード運河)は上のリストにありませんよね? どういうことかというと、今はないのです。いやあるのですが、アングロウェルシュ社ではないのです。
 これがよく言われる同社の問題。アングロウェルシュ社は、自社のボートをほかの会社に委託して運航させる方法が多いのです。これだと自社でスタッフを配置する必要がないので、安いコストで多くのベースを持てるわけです。が、私が利用したロワーヘイフォードのように、撤退するのも早い。今ロワーヘイフォードでは、当時委託されていたオックスフォードシャー・ナローボート社が単独でベースを構えています。
 もうひとつ、委託している会社によってボートの良否が決まってしまうことです。委託された会社がきちんとやっていればよいのですが、いい加減なメンテナンスでもアングロウェルシュ社はチェックできません。
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 これはバース(ケネット&エイボン運河)で私が体験したことですが、当初はモンクトンクームで借りる予定だったのに、行ってみると借りるはずのボートのメンテナンスが間に合わず、急遽近くのバース・ベースにあるボートに代えさせられたことがありました。もっともこのときは、モンクトンクームとバースは車で15分ほどの距離だったこともあって、トラブルまでには発展しませんでした。さらにバースで用意されていたのは72フィートでしかもランクの高いボート(写真上)。当初借りるはずだった40フィートに満たない小さなボートだったので、金額にしたら倍以上得をしたというケガの功名的なおまけもついていましたが。
 確認したわけではないのですが、多分、一番人気のトレバーは自社で運営しているものと思います。というのは、委託運航の場合、委託された会社とアングロウェルシュ社のボートがベースに並んでいますが、トレバーには同社のボートしかないからです。
c0027849_18242596.jpg とにかく人気のスランゴスレン運河。アングロウェルシュ社でもトレバー・ベース(写真右)は今後も営業し続けるのでは、と思っています。
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# by narrowboat | 2005-04-05 18:26 | ナローボートの旅マニュアル | Comments(0)

ブラックプリンス社

 ブラックプリンス・ナローボートホリディズは私が初めて運河の旅で使った思い出深い会社です。そのときは、ブラックプリンス社を選んだというより、エージェントを使って「ポントカサステ水道橋を渡りたい」とリクエストしたらここになったというだけなんですけど。
 写真は同社の60フィートのボートです。
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●ブラックプリンス社のベース
・チャーク
・アクトンブリッジ
・ストークオントレント
・ファルカーク
・ストークプリオー
・ナプトン

 ナプトンは今年できたベースで、オックスフォード運河とグランドユニオン運河とのジャンクションですから、かなり便利な場所になるでしょう。
 ではこの中でルートを設定してみましょう。

・チャーク
 前回のアルバチャーチと同じスランゴスレン運河ですが、こちらのほうがよりポントカサステに近いので、コンパクトにルートをまとめられます。3泊4日でポントカサステ、チャークの2水道橋、スランゴスレンとエレズメアの2つの街全部に行けます。

・ストークオントレント
 ウェッジウッドなど磁器の街として有名なところです。2週間あれば4カントリーズリングという大きな環状線ルートを取れるのですが、ショートブレークスではミドルウィッチ往復くらいがいいところかもしれません。私は、同じ場所からホテルボートに乗ったことはあるんですが、ハイヤーでどれくらい行けるんでしょうか?

・ファルカーク
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 アルバチャーチとまったく同じ場所にベースがあります。実際にオペレーションしているのは別の会社で、2社ともこの会社に委託しているみたいですね。ファルカークの場所はスコットランドのユニオン運河とフォース&クライド運河のジャンクションで、ボートのエレベーター、ファルカーク・ホイールがあることで有名です。もし1週間あるのならエジンバラとグラスゴーの両方に行けるようです。
 写真はファルカーク・ホイールです。
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# by narrowboat | 2005-03-28 19:33 | ナローボートの旅マニュアル | Comments(0)
 毎年恒例になった「英国運河セミナー」が、去る3月5日(土)に東京目黒のブラックライオンで開催されました。参加されたのは36名ですが、セミナー後のフリートーキングからいらっしゃった方も含めると50名近い方がいらっしゃったことになります。みなさまには、この場を借りて御礼申し上げます。
 写真はセミナー当日の様子です。
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# by narrowboat | 2005-03-07 12:16 | 英国運河とナローボートの旅 | Comments(0)