イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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家族ナローボート旅行報告 ~キングスウッド・ジャンクション~

ナローボート2日目の夜はキングスウッドKingswood・ジャンクションで停泊しました。
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キングスウッドはストラトフォード運河とグランドユニオン運河のジャンクション。
グランドユニオン運河に入り、東へ進めばハットン・ロックを経てウォーリックやレミントンスパへ、
反対に北に向かえばバーミンガムへ至ります。

一方、そのままストラトフォード運河をクルーズし続けても、同じようにバーミンガムに到着します。

運河最盛期、イギリスでは民間企業が運河を建設、経営していました。
通行量が多い、つまり需要の高いルートには、
複数の企業が並行して運河を建設したため、
同じようなルートの水路が今でも残っているというわけです。
これは、イギリスの鉄道でも同じような現象が見られます。

こういう表示板があると、
「水路は続くよ、どこまでも」
と歌いたくなってしまいます。
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キングスウッドにはストラトフォード運河が2本、グランドユニオンが2本、
都合4本の水路が交わっている場所なのですが、
ジャンクションの構造はちょっと複雑で、単に水路が交差しているだけではありません。

まずストラトフォード運河とグランドユニオンを結ぶ短いチャネル(連結部)があり、
双方の運河を行き来する船はここを通ることになります。
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さらに、このチャネルからストラトフォード運河でキングスノートン~バーミンガムへ向かう船には、
チャネルの「支線」みたいなショートカット水路が用意されています。
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このショートカットが三角形の斜線のような位置になっていて、
多少距離が短縮されます。

文字ではちょっと難しいので、詳しくはこちらをご覧ください。

現代のナローボート・クルーズにおいては、
このショートカットが持つ意味はほとんどありませんが、
運河輸送華やかな時代、このジャンクションは通過するボートでいつも混雑しており、
スムーズな通行のためにもこのショートカットが新たに建設されたようです。

チャネルは、現在はムーアリング(係留所)になっています。
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さて、私たちはボートを北ストラトフォード運河の入口、ラップワースに停泊させ、
ジャンクションに隣接するパブ、ナビゲーション・インで夕食をとりました。
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私は定番のフィッシュ&チップスを注文。
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長男は、イギリス風のハムエッグ。
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キングスウッドは、ストラトフォード運河を南北に分けるポイントでもあり、
ここから北、つまりバーミンガム方面に向かう水路が北ストラトフォード運河になります。
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by narrowboat | 2011-08-15 14:00 | 2011年家族ナローボート旅行 | Comments(0)