人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

会社が先か、場所が先か?

 これまで3つのハイヤーカンパニーを紹介してきました。大手ではもうひとつ、バイキング・アフロート社があるのですが、実は私、この会社だけは利用したことがないのです。評判はよい会社なのでいずれ使ってみたいと思いますが、詳細はホームページで確認してみてください。

 さて、これらの会社からどこか1社を選ぶことから運河の旅ははじまります。ですが、ハイヤーカンパニーのベースは、レンタカーほど多くはありません。
 レンタカー会社なら、ある程度の大きさの町にはエイビスもハーツもあるでしょう。もしどちらかの会社のマイレージなどがあれば、自分で好きに選ぶことができます。こちらに選択権があるわけです。
 しかしハイヤーカンパニーはそうはいきません。場所が決まってしまえば、会社もほぼ自動的に決まります。大雑把に言えば、1つの場所に1社しかないのです。こうやってハイヤーカンパニーの良し悪しを論じても仕方がない、と言えなくもないでしょう。
 しかし、こと初心者の方に限ってみれば、予約から続く一連の事務手続きを含めて、大きな会社のほうが安心感があるというのも事実です。ですから、逆に大手ハイヤーカンパニーのベースからクルーズのルートを考えるという方法をおすすめします。

 では小さな会社は信頼が置けないのか?
 決してそんなことはありません。私たちが利用したハイヤーカンパニーで、「これはハズレ!」と思わせるような会社はこれまで1社もありませんでした(イギリス国内のみ)。最近はどんな会社でもホームページを持っていますから、情報収集という点では大手に遜色ありません。
 しかしながら、私たち日本人も含めて海外の利用者が多い大手には、事務手続や現場での対応に一日の長があります。そういった点で、「まず会社から」というアプローチからナローボートの世界に入ってみてはいかがでしょうか?
by narrowboat | 2005-05-20 20:23 | ナローボートの旅マニュアル | Comments(0)