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イギリスの運河ではナローボートという船を借りて、誰でも免許なしでクルーズが楽しめる。『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『イギリス水辺の旅』の著者が具体的な旅のノウハウを伝授します。


by narrowboat
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リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1

保存鉄道の取材がメインだった今回の取材ですが、
その合間に運河も見てきました。

そのひとつが、
リーズのグラナリーワーフと王立武器博物館周辺です。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_1795655.jpg


グラナリーワーフの話は以前も書きましたが、
リーズ駅の裏手にある運河の再開発エリアのことです。

2002年にはボートで入港し、一夜を過ごしました。
泊めたのはここですね。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17133891.jpg


今回5年ぶりの訪問となったわけですが、
駐車場だった場所もすべて工事がはじまっていて、
将来はこんなふうになるそうです。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_1714496.jpg


工事用フェンスに書かれた文句によると、

アパート、賞を得たことのあるホテル、オフィス、ショップ、カフェ、レストラン

が入居予定のこと。
もっとも、それがいつのことなのか明記されていないのがイギリスらしいところですけど。
ここに住みたい方、オフィスを構えたい方などは、
こちらをご覧ください。

ベイスンに泊まっているのは、こんなレストランボートと
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17183827.jpg


工事用のバージくらい。
周囲がこんなのでは、仕方ないでしょう。

リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17201091.jpg
水辺にはレストランが一軒。
どうやらチェーン店みたいですね。



グラナリーワーフはリーズ&リバプール運河の起点&終点でもあります。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17215372.jpg


このロックを越えて西に向かえば、
スキプトン、ウィガンを経てリバプールに至ります。




グラナリーワーフからは、リバプールと反対側に向かって歩きます。

しばらく行くと右手にレストランやカフェが入居す場所に行き当たります。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_1736062.jpg



リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17363421.jpgその内側はこんな感じのパティオになってます。


ここって、かつてはビール会社のテトリーTetleyの博物館があったはずなのですが、
今は営業している気配がありませんでした。

住宅もあります。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_1746079.jpg


池の周りをアパートが取り囲んでいる感じですが、
ここは昔ベイスンだったんでしょうね、多分。
橋を渡ろうとしたら
居住者のみ
と書かれた看板でブロックされていました。
渡る人は、いちいち鍵を開けるんでしょうか?(笑)


リーズ&リバプール運河が終わったこの水路は、
このリバーロックを越えると、
エア&カルダー・ナビゲーションAire & Calder Navigation
と名前を変えて、さらに東へ延びていくのです。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17294576.jpg

ロックの手前に信号があるのがおわかりでしょうか?
ロックキーパー用の小屋もありますが、
私が行った時はボーターがスイッチボックスで操作していました。
運河と川の境目に多い、機械式のロックですね。

リバーロックの手前にはウィアとのジャンクションがあります。
左手のウィアに入らないように注意します。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17315212.jpg




このロックの脇に建っているひときわ高いビルが、
王立武器博物館Royal Armouries Museumです。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17405886.jpg


この博物館が面している場所も水辺の再開発が行われています。
リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_17453531.jpg


まだ空き家だらけですが、
これから住宅やオフィスが引っ越してくるのでしょうね。

リーズの再開発地区と王立武器博物館~その1_c0027849_1752495.jpg博物館の入口は、クラレンス・ドックClarence Dock


という、こちらも再開発エリアのパティオにあります。



次回は、この王立博物館の中を紹介します。
Commented by Saori at 2007-08-16 22:09 x
リーズ、行ったことがないんですよ。
再開発がどんどん進むイギリス国内、ここも例外ではないんですね。
出来上がり想像図がすごい!
こういう風にどんどん再開発が進んで便利でお洒落に生まれ変わるのはいいですけれど、どこもかしこも同じになってしまうのはちょっと寂しいですね。

そうそうお尋ねのミニ鉄道ですが、うちから一番近いのはChinnor & Princes Risborough railwayです。http://www.cprra.co.uk/ URL貼っておきます。もしご興味があるようでしたら見てみてください(^^)
Commented by narrowboat at 2007-08-17 17:36
>Saoriさん

今回、ヒースロー空港のイミグレで
「リーズに行く」
と係官に行ったら、
「リーズに観光? 何があるんだよ、リーズに?」
と鼻で笑われました(^^;
何があったっていいじゃん!(笑)
でも、たしかに観光地ではないですよね。

鉄道のページ、拝見しました。
ありがとうございます。

ご参考までに、
全国の保存鉄道をほぼ網羅したサイトもあります。
http://ukhrail.uel.ac.uk/
by narrowboat | 2007-08-16 17:23 | イギリス保存鉄道取材2007 | Comments(2)